Re-composition à la guitare (2012) Collage mural, 4mx 11m. © Camille Bonnefoi
クリスチャン・ボヌフォワ展
2013年12月13日(金)-2014年2月28日(金)
メゾンエルメス8階フォーラム
http://www.maisonhermes.jp/
開廊日時:11:00-20:00(日曜は19時まで)入場は閉廊の30分前まで
休廊日:会期中無休(年末年始は銀座店の営業時間に準ずる)
1970年代以降継続して絵画の問題に取り組み続けているフランスを代表する画家、クリスチャン・ボヌフォワの日本初個展がメゾンエルメスにて開催される。
ボヌフォワは1948年サランドル(フランス)生まれ。美術史家として活動していた1970年にパリのグラン・パレで開催された『アンリ・マティス展』で出会ったレリーフ状の彫刻「背中[Dos]」に衝撃を受け、画家を志す。以来、60年代末に起こった「シュポール/シュルファス」の影響を受けながら、絵画の物質的側面に着眼し、透過性のある素材などを使いながら、自立したオブジェの制作を目指している。絵画の実践者を自負するボヌフォワは「わたしは、「マティスの《Dos(背中)》の正面が見たくてかれこれ30年以上も努力してきたことに気づいた」と語り、その絵画的問題は、イヴ=アラン・ボワやジョルジュ・ディディ=ユベルマン、ジャン・ルイ・シェフェールやフィリップ=アラン・ミショーら美術史家、美術批評家を惹き付けた。近年、ポンピドゥー・センター(2008)やマティス美術館(2012)で大規模な個展が開催された。
Left: Eureka VIII, 7 (2009) 250 x 200 cm. Right: Dos《Hermès》 (2009) 190 x 95 cm. © Camille Bonnefoi
ボヌフォワの日本初個展となる本展は、ミニ・レトロスペクティブ形式を取り、「バベル」、「ユリイカ」、「背中」といった年代を重ねながら繰り返されてきた代表的なシリーズや、新作「銀座の上空の黄道十二宮の星座」を紹介する。また、会場構成を建築家の中山英之が担当し、作品の魅力を引き出すべく、白い壁を配し、空間を再構築する。