Sol Lewitt: Lines and color
2015年7月15日(水)-10月12日(月)
CoSTUME NATIONAL -LAB-
http://www.cnac.jp/lab/
開廊時間:11:00-19:00
会期中無休
東京・南青山のCoSTUME NATIONALでは、コンセプチュアル・アートの先駆者として現代美術の在り方に多大な影響を及ぼしたソル・ルウィットの作品を紹介する展覧会『Lines and color』を開催する。
ソル・ルウィットは1928年コネチカット州ハートフォード生まれ。抽象表現主義の影響が強い50、60年代のアメリカ美術に対し、コンセプトやアイディアを重視した美術を展開した。60年代後半には、『プライマリー・ストラクチャーズ:アメリカとイギリスの若手彫刻家たち』(ユダヤ博物館、1966)や『10』(ドワン・ギャラリー、1966)、ドクメンタ6(1968)、『態度が形になるとき』(クンストハレ・ベルン、1969)といった企画展、国際展に参加している。また、いわゆる制作活動のみならず、67年に「コンセプチュアル・アートに関する断章」、69年に「コンセプチュアル・アートに関するセンテンス」を発表するなど、「コンセプチュアル・アート」という概念を定着させていった。
ルウィットは2007年に亡くなるまで長きに渡って、幾何学的な形状や線状のパターンをさまざまな配置に並べ、グリッドによるマトリックスの生成をテーマとした作品を制作し続けている。本展では、ルウィットが不安定な線と色によってグリッドを構成した「Lines and color」(1975)の展示を行なう。