石川竜一「OP.001143 那覇(okinawan portraits 2010-2012より)」2011年、インクジェット・プリント
あざみ野フォト・アニュアル
考えたときには、もう目の前にはない 石川竜一展
2016年1月30日(土)-2月21日(日)
横浜市民ギャラリーあざみ野 展示室1
http://artazamino.jp/
開館時間:10:00-18:00
会期中無休
横浜市民ギャラリーあざみ野では、今年度のあざみ野フォト・アニュアル企画展として、2014年に2冊の写真集を同時刊行し、第40回木村伊兵衛写真賞と2015年日本写真協会賞新人賞を受賞した写真家、石川竜一の個展『考えたときには、もう目の前にはない』を開催する。
石川竜一は1984年沖縄県生まれ。2010年に写真家の勇崎哲史に師事し、翌年には東松照明デジタル写真ワークショップに参加。2012年に沖縄の人々を正面から見据えた「okinawan portraits」でキヤノン写真新世紀佳作(清水穣選)を受賞。2014年には私家版写真集『RYUICHI ISHIKAWA』を発表した後、『okinawan portraits 2010-2012』と『絶景のポリフォニー』(ともに赤々舎)の2冊の写真集を同時に発表。昨年には初期作品をまとめた『adrenamix』(赤々舎)を発表するなど、精力的な活動が続いている。
本展では、最初期のフォトグラムや沖縄県以外では初めての公開となるシリーズ、木村伊兵衛写真賞の対象となった沖縄を舞台とした作品のほか、テントや食料を持たずに最小限の装備で和賀岳(岩手県、秋田県)、奈良岳(石川県)を山行して撮影した最新作「CAMP」を発表する。会場では、インタビューを掲載した展覧会オリジナルパンフレットを先着で無料配布する。会期中には、石川のアーティストトークのほか、石川の3冊の写真集を出版している赤々舎の代表、姫野希美によるレクチャーを予定。
また、横浜市民ギャラリーあざみ野では、同じくあざみ野フォト・アニュアルの企画として、横浜市所蔵カメラ・写真コレクションを使用したコレクション展『『自然の鉛筆』を読む』を同時開催する。会期中には、写真修復家の三木麻里を講師に迎えて、世界初のネガポジ印画法「カロタイプ」を発明したウィリアム・ヘンリー・フォックス・タルボットの時代のフォトグラムを体験するワークショップや、タルボットの『自然の鉛筆』の全訳を含む編著書を出版する研究者、青山勝によるレクチャーが行なわれる。
関連企画
アーティストトーク
出演:石川竜一
2016年1月30日(土)14:30-15:30(受付開始:14:00)
会場:横浜市民ギャラリーあざみ野 3階アトリエ
定員:50名程度、無料(申込不要、先着順)
あざみ野カレッジ「写真集ができるまで」
出演:姫野希美(赤々舎代表)
2016年2月20日(土)14:00-15:30
会場:横浜市民ギャラリーあざみ野 3階アトリエ
定員:50名程度(高校生以上)※要事前申込(公式ウェブサイトを参照)
参加費:500円
※ただし、あざみ野カレッジ初回受講者は学生証発行手数料500円が別途必要。
「はしご」(『自然の鉛筆』より)、ウィリアム・ヘンリー・フォックス・タルボット、1844年、カロタイプ(後年のプリント)
あざみ野フォト・アニュアル
平成27年度横浜市所蔵カメラ・写真コレクション展
『自然の鉛筆』を読む
2016年1月30日(土)-2月21日(日)
横浜市民ギャラリーあざみ野 展示室2
関連企画
ワークショップ タルボットの時代のフォトグラム
講師:三木麻里(写真修復家)
2016年2月14日(日)10:30-15:00(昼休み有り)
会場:横浜市民ギャラリーあざみ野 3階アトリエ
定員:15名(中学生以上)※要事前申込(公式ウェブサイトを参照)
※応募締切は1/30必着。応募者多数の場合は抽選。
参加費:2,000円
レクチャー 新訳『自然の鉛筆』を終えて
講師:青山勝(大阪成蹊大学/視覚文化研究)
2016年2月11日(木、祝)14:00-15:30
会場:横浜市民ギャラリーあざみ野 3階アトリエ
定員:40名程度(無料、申込不要)
※鑑賞プログラムなど上記以外の関連イベントは、美術館公式ウェブサイトを参照。