20世紀検証シリーズ No.4 種村季弘展 @ 板橋区立美術館


今道子「種村季弘氏+鰯+帽子」2000年 個人蔵

20世紀検証シリーズ No.4
種村季弘展
2014年9月6日(土)-10月19日(日)
板橋区立美術館
http://www.itabashiartmuseum.jp/
開館時間:9:30-17:00 入館は閉館30分前まで
休館日:月(ただし、月曜が祝日の場合は翌日休館)

板橋区立美術館では、エロティシズム、錬金術、吸血鬼など、様々なジャンルを横断して、批評活動を行なうとともに、ドイツ語圏の作家の紹介など幅広く活動したドイツ文学者の種村季弘に注目した企画展を開催する。

種村季弘は1933年東京都生まれ。66年にグスタフ・ルネ・ホッケの『迷宮としての世界』(矢川澄子と共訳)の翻訳をもって、日本でのマニエリスムブームの火付け役となる。さまざまな領域を横断して批評活動を行った種村は、美術の領域においても、ドイツ語圏の作家を精力的に紹介したり、自身が共感を覚えた画家の井上洋介、赤瀬川原平、舞踏家の土方巽らに対しても文章を寄せている。

本展は、「夢の覗き箱」「没落とエロス」「魔術的身体」「顛倒の解剖学」など、7つのキーワードで、種村の眼を通して創造された美術の迷宮を辿っていく試みとなる。上述したアーティストの作品のほか、マックス・エルンスト、桑原弘明、ホルスト・ヤンセン、四谷シモン、秋山祐徳太子、トーナス・カボチャラダムスなどの作品が出品される。監修は『版と画の間』の著者、柿沼裕朋が務める。

関連イベント
舞踏パフォーマンス&レクチャー「種村季弘の方へ」
大野慶人(舞踏家)
2014年9月13日(土)14:00-14:30
定員:100名(先着順)申込不要、要当日展覧会チケット

記念講演会
鼎談「怪人タネムラスエヒロを語る」
秋山祐徳太子(美術家、本展出品作家)
美濃瓢吾(画家、本展出品作家)
種村品麻(種村季弘・子息、スパンアートギャラリー)
2014年9月20日(土)15:00-16:30(開場:14:00-)
会場:板橋区立美術館 1F講義室
定員:100名(先着順)申込不要、無料

「種村季弘のマニエリスム 迷宮としての書物」
巖谷國士(フランス文学者・美術批評家)
2014年10月4日(土)15:00-16:30(開場:14:00-)
会場:板橋区立美術館 1F講義室
定員:100名(先着順)申込不要、無料

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