黒田大祐「ラウシェンバーグとマッカーサーの為のプラクティス」2017年
コンクリート、ソルヴェントトランスファー
OPEN SITE 2017-2018
黒田大祐「不在の彫刻史」
2017年12月9日(土)-2018年1月28日(日)
トーキョーアーツアンドスペース本郷
http://www.tokyoartsandspace.jp/
開館時間:11:00-19:00 入場は閉館30分前まで
休館日:月(ただし、1/8は開館)、年末年始(12/29-1/3)、1/9
トーキョーアーツアンドスペース本郷では、「OPEN SITE 2017-2018 公募プログラム」として、黒田大祐の個展『不在の彫刻史』を開催する。
黒田大祐(1982年京都府生まれ、広島県在住)は、「新しい自然の創造」をテーマに、地形や気候などの物理的条件と歴史などの人間の物語を手掛かりにビデオ、彫刻、インスタレーションを制作している。近年は東アジアの近代彫刻史のリサーチを継続している。2014年には旧日本銀行広島支店で個展『ばんじいしころ』、2013年にはTWS本郷にて個展『TEFvol.8 サウンド・インスタレーション【山あり谷あり】』を開催。そのほか、昨年は『東アジア文化都市奈良2016 古都祝奈良 ならまちアートプロジェクト』や瀬戸内国際芸術祭2016、2014年にはヨコハマトリエンナーレ連携企画『BankART Life4-東アジアの夢-』で作品を発表。2011年から2017年まで連続して対馬アートファンタジアに参加している。また、個人としての制作活動のみならず、2009年には「やめたくてもやめられないこと」をテーマに活動する「チームやめよう」を結成し、『ゲンビどこでも企画公募2009』(広島市現代美術館)。『第14回岡本太郎現代芸術賞』(川崎市岡本太郎美術館、2011)、『エマージェンシーズ!024「かめ 雑音 イドラ」』(ICC、2014)などの展覧会で作品を発表している。
黒田は10代の頃から彫刻家、橋本平八に傾倒しており、その思想や表現を研究し、自身の作品に反映してきた。2013年には広島市立大学大学院にて橋本平八「石に就て」の研究で博士号を取得している。本展では、橋本平八を起点とした新しい彫刻史を実験的に仮想し、これに連なる黒田の作品を対置することで、両者の間に横たわる空白を、あるはずなのに無い「不在の彫刻史」として提示する。
関連イベント
オープニング・トーク
ゲスト:遠藤水城(公募プログラム審査員)
出演:黒田大祐、IP ヤック=ユー、ほか
2017年12月9日(土)15:00-16:30
※日英逐次通訳有り
トークイベント1
「橋本平八について」
ゲスト:加治屋健司(美術史家)
2017年12月10日(日)17:00-18:30
トークイベント2
「自然について」
ゲスト:三原聡一郎(アーティスト)
2018年1月28日(日)17:00-18:30
同時期開催
OPEN SITE 2017-2018
IP ヤック=ユー「PLAY.GROUND: 香港のビデオゲームアートの展望」
2017年12月9日(土)-2018年1月28日(日)
展覧会特設サイト:https://www.ipyukyiu.com/playground
OPEN SITE 2017-2018 推奨企画
マージナル・コンソート
2018年1月27日(土)18:00-
アーティスト:今井和雄、越川T、椎啓、多田正美
入場料:2,800円
チケット予約方法など詳細は下記URLを参照。
http://www.tokyoartsandspace.jp/archive/2017/08/OS17-P04.shtml