「Grow up!! Artist Project2014」報告会 @ アサヒ・アートスクエア

Grow up!! Artist Project2014報告会
2015年2月13日(金)-2月19日(木)
アサヒ・アートスクエア
http://asahiartsquare.org/
開場時間:17:00-21:00(土日は12:00から)
休館日:火
※料金:ドネーション制

2015年2月13日から7日間、アサヒ・アートスクエアは本年度の「Grow up!! Artist Project[グローアップ・アーティスト・プロジェクト]」対象作家、大崎晴地、毛利悠子のそれぞれの一年間の成果を報告会の形で公開する。

2010年、「grow up! Danceプロジェクト」と「AASレジデンスプロジェクト2008-9」というふたつの主催事業を合わせる形で始まった「Grow up!! Artist Project」は、年間を通して実施するアーティスト支援事業で、展覧会や舞台公演といった作品発表を最終地点とせず、自らの表現ともう一度向き合い、多角的な視点から「じっくりと考える」プロセスをサポートとしている。なお、昨年度対象作家である山城大督は、本プロジェクトで実施した「東京映像芸術実験室」を発展させた形で今月6日より京都のARTZONEで個展を開催する。


大崎晴地「エアー・トンネル」2013年 東洋大学白山キャンパス(東京) 撮影:髄

本年度は、臨床現場の治療家との恊働や、学術集会での展示・研究発表、児童福祉施設での取り組みなど、多面的なアプローチを展開する大崎晴地と、日用品やジャンクと機械部品を解体・再構成した立体物を展示環境に寄り添わせることで、磁力や重力、光、温度など、目に見えない力を感じさせるインスタレーションを制作している毛利悠子のふたりが支援対象となり、それぞれプロジェクトを実施した。

本報告会では、大崎が空間と行為の可塑性をコンセプトに一年間の試行錯誤を経て開始した「障害の家 Barrier House」プロジェクトについて、「障害の家」の実現に向けたプラン展示と合わせ、「建築説明会/訓練室」をさまざまなゲスト(池上高志、河本英夫、八谷和彦、佐野吉彦、笠島俊一)とのトークを交えて発表。毛利は駅構内に散在する水漏れ事故に駅員が対処したさまざまな現場を発見・採集するフィールドワーク「モレモレ東京」を紹介。会期中には五十嵐太郎とのトークやワークショップを開催する。

会期初日には、大崎と毛利のオープニングトークを開催。そのほか、報告会会期中のイベントの詳細は公式ウェブサイトを参照。


毛利悠子「モレモレ東京 表参道」撮影:川村麻純

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