第7回恵比寿映像祭 惑星で会いましょう @ 恵比寿ガーデンプレイス、日仏会館、恵比寿地域文化施設及びギャラリー、ほか

第7回恵比寿映像祭 惑星で会いましょう
2015年2月27日(金)-3月8日(日)
http://www.yebizo.com/
会場:ザ・ガーデンホール、ザ・ガーデンルーム、日仏会館ホール・ギャラリー、恵比寿ガーデンプレイス センター広場、恵比寿地域文化施設及びギャラリー、ほか
開催時間:10:00-20:00(最終日は18:00まで)
会期中無休
入場無料
※上映、ライヴ、レクチャーなど、定員制のものは一部有料

2009年以来、「映像とは何か?」という問いに対して、展示や上映をはじめとするさまざまな形式で応答を試みてきた恵比寿映像祭が、東京・恵比寿を舞台に開催される。今年度は、同映像祭の拠点である東京都写真美術館の改修休館を機に、恵比寿ガーデンプレイスと日仏会館をはじめとする複数の会場で展開する。

第7回恵比寿映像祭では、「惑星で会いましょう」というテーマのもと、メディア・テクノロジーの浸透が、私たちを取り巻く環境に変化を促すなか、映像をとおして、この複層化する世界に向き合う手掛かりを探求する。また、時空を超えた体験をもたらす映像は、「惑星」という通常の生活とは異なるスケールを意識づけ、通常とは異なる「視点」で、世界を見つめ直す機会を与えるだろう。

主要会場のひとつ、恵比寿ガーデンプレイスのザ・ガーデンホールでは、昨年のターナー賞受賞作家ダンカン・キャンベルの「新しいジョン」(2009)やパヴェウ・アルトハメルの「共同作業」(2009)、日本のヴィデオアートの先駆「ビデオひろば」から中谷芙二子、かわなかのぶひろ、和田守弘の作品、山口典子、鈴木光、佐々木友輔、スズキユウリなど若手作家らの作品を展示。ホール奥に設けられたプロジェクションエリアでは、ライアン・トラカートゥン、ジョルジュ・メリエス、ニコラ・プロヴォスト、谷口暁彦らの映像作品がスクリーン展示プログラムとして定時上映される。また、ザ・ガーデンルームでは、3本のSF映画の35ミリフィルムの爆音上映と、多彩なゲストを迎えたラウンドテーブル「『ホール・アース・カタログ』をめぐって」と「メディアアートとしてのハッキングのこれから」を開催する。

一方、日仏会館の日仏会館ホールでは、上述したダンカン・キャンベルのターナー賞受賞作品を含むふたつの映像作品やケン・ジェイコブスやマリオ・ペイショットの実験映画、エリオ・オイチシーカを追ったドキュメンタリー、日本若手作家特集など10の上映プログラムと、「映像の着色化」をテーマにしたシンポジウムも予定している。また、同館ロビーでは、クララ・イアンニの映像インスタレーションを紹介。日仏会館ギャラリーでは、ホンマタカシの新作インスタレーション展示を核に映画監督の諏訪敦彦とのスペシャルトークやcontact Gonzoのパフォーマンスを展開する。

そのほか、オフサイト展示として、瀬田なつきの「5windows」が恵比寿ガーデンプレイス センター広場をメイン会場に、ガーデンプレイス周辺7カ所で上映。また、地域連携プログラムとして、恵比寿地域に点在するギャラリーで「惑星で会いましょう」のテーマを共有した独自の企画が開催される。

会期中には、ザ・ガーデンホールでホールライヴやラウンジトークも実施するほか、ホンマタカシ作品、瀬田なつき作品を対象としたガイドツアーや、メイン会場全体を巡るガイドツアーも予定されている。上映・ライヴなど定員制のプログラムの前売券の発売は既にはじまっている。詳細は公式ウェブサイトを参照。

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