ポンピドゥー・センター傑作展
−ピカソ、マティス、デュシャンからクリストまで−
2016年6月11日(土)-9月22日(木、祝)
東京都美術館
http://www.tobikan.jp/
開館時間:9:30-17:30(金曜は20:00まで)入室は閉室30分前まで
※8/5(金)、8/6(土)、8/12(金)、8/13(土)、9/9(金)、9/10(土)は21:00まで
休室日:月(ただし、7/18と9/19は開室)、7/19
特設ウェブサイト:http://www.pompi.jp/
東京都美術館では、近現代美術に関する国際的に最も重要な拠点のひとつとして知られるポンピドゥー・センターのコレクションを紹介する展覧会『ポンピドゥー・センター傑作展−ピカソ、マティス、デュシャンからクリストまで−』を開催する。
ポンピドゥー・センターは、美術館、図書館、音響音楽研究所などで構成された国立の総合文化施設として、1977年にパリの中心部に開館した。レンゾ・ピアノとリチャード・ロジャースが手掛けたその建築は、配管や設備などを露出した外観で物議を醸し出したが、現在ではハイテク建築の代表作として知られている。2010年には分館として、フランス北東部ロレーヌ地方にポンピドゥー・センター・メッスを開館。2014年には兵庫県立美術館でこの10年の間に収蔵した作品で構成した展覧会を開催。現在は東南アジアとヨーロッパの作品を紹介する展覧会をナショナル・ギャラリー・シンガポールと共同で企画を開催しており、来年はソウル、再来年は中国でもコレクションを使った展覧会が開催される予定。
本展では、フランス20世紀美術に焦点をあて、ラウル・デュフイの「旗で飾られた通り」(1906)やマルセル・デュシャン「自転車の車輪」(1913/1964年)、ジャン・プルーヴェ「リクライニングチェア」(1924)、パブロ・ピカソ「ミューズ」(1935)、アンリ・マティス「大きな赤い室内」(1948)、アルベルト・ジャコメッティ「ヴェネツィアの女 Ⅴ」(1956)、クリスト「パッケージ」(1961)、ジャン・デュビュッフェ「騒がしい風景」(1973)など、1906年から1977年までのタイムラインを「1年1作家1作品」の形式でたどっていく。会場構成は、田根剛がダン・ドレル、リナ・ゴットメとともに設立したDGT.が担当する。
関連企画
記念講演会
第1回「美術館の現在−『傑作』とは何か?」
講師:ローラン・ル・ボン(本展監修者、パリ・ピカソ美術館館長)
2016年6月11日(土)14:00-15:30
会場:東京都美術館 講堂(交流棟 ロビー階)
定員:225名(無料、要同展観覧券もしくは半券)
※当日13:00より講堂前で整理券配布
第2回「20世紀美術の探求者たち−マティス、カンディンスキー、ブランクーシとフランス−」(予定)
講師:水田有子(東京都美術館 学芸員)
2016年7月30日(土)14:00-15:30
会場:東京都美術館 講堂(交流棟 ロビー階)
定員:225名(無料、要同展観覧券もしくは半券)
※当日13:00より講堂前で整理券配布