青森県立美術館開館10周年記念「青森EARTH2016 根と路」@ 青森県立美術館


志賀理江子「波打ち際まで三百メートル」2011年 作家蔵

青森県立美術館開館10周年記念
「青森EARTH2016 根と路」
2016年7月23日(土)-9月25日(日)
青森県立美術館
http://www.aomori-museum.jp/
開館時間:9:00-18:00 入館は閉館30分前まで
休廊日:8/8、8/22、9/12

青森県立美術館では、縄文に創造の原点をたずね、青森の大地に根ざした新たなアートを探求するシリーズ企画「青森EARTH」を開催する。

集大成となる今年は、「人は大地に『根』を張り生き、旅という『路』を行く」というコンセプトの下、「根と路」と題して、郷土の自然・民俗資料、考古遺物や国内外の現代美術の組み合わせを通じて、「存在と場所」の関係に迫っていく。出品作品には、ロバート・スミッソンの代表作「スパイラル・ジェッティ」(1970)や淺井裕介が335名のボランティアとともに滞在制作で描いた巨大絵画、三内丸山遺跡出土資料や青森県内の縄文遺跡から出土した土器、土偶から着想を得た奈良美智の新作やきもの、さらには、明治期に探検家、政治家として活動した笹森儀助の資料などが挙げられている。

そのほか、会期中には文化人類学者の今福龍太らが出演する「アートツアー」や「講演会」、アピチャッポン・ウィーラセタクンの最新作『光りの墓』や過去作の上映会を予定している。

出品作家
淺井裕介(絵描き)、石川直樹(写真家)、クリスチャン・ヴィウム(写真家・文化人類学者)、アピチャッポン・ウィーラセタクン(映画監督・アーティスト)、エドワード・S・カーティス(写真家)、志賀理江子(写真家)、ロバート・スミッソン(アーティスト)、奈良美智(美術作家)、スーザン・ヒラー(アーティスト)、平田五郎(アーティスト)、三瀬夏之介(画家)、皆川嘉左ヱ門(農民彫刻家)、森永泰弘(サウンドデザイナー)× dot architects(建築ユニット)、矢津吉隆(美術家/kumagusuku代表)、ヨナサス・デ・アンドラーデ(アーティスト)、青森で採集された岩石標本、笹森儀助資料、三内丸山遺跡出土資料


南島探検時の笹森儀助氏肖像 1893年 笹森家蔵

関連企画
アートツアー 「ジャッカ・ドフニの舟、あるいは記憶の海路 ─T.K.への手紙」
講演会「半島、孤島、群島 ‐根と路の交差点で」(仮称)

アートツアー
出演:今福龍太 (文化人類学者、批評家)、中村達哉(ダンサー)、ほか(予定)
2016年8月13日(土)10:00-17:00(予定)
講演会
出演:今福龍太 (文化人類学者、批評家)、ほか(予定)
2016年8月14日(日)13:00-15:00(予定)
※両イベントとも参加無料
※「アートツアー」への参加希望者は美術館まで電話で申込(定員:20名※先着順)
※両日の参加を推奨。どちらか一方の参加も可。講演会のみの参加の場合は申込不要

アピチャッポン・ウィーラセタクン監督映画上映会
2016年9月3日(土)10:00-16:00
午前中:『真昼の不思議な物体』|午後:『ブンミおじさんの森』
2016年9月4日(土)10:00-16:00
午前中:『短編フィルム作品』|午後:『光りの墓』
どちらも参加無料、申込不要、先着順


アピチャッポン・ウィーラセタクン「FAITH」2006年 作家蔵 協力:Kick the Machine Films


スーザン・ヒラー「Midnight Liverpool Street」1984年 東京都写真美術館蔵 画像提供:東京都写真美術館


淺井裕介

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