実験工房展 戦後芸術を切り拓く
2013年11月23日(土)-2014年1月26日(日)
世田谷美術館
http://www.setagayaartmuseum.or.jp/
開館時間:10:00-18:00 最終入場は閉館30分前まで
休館日:月(ただし月曜が祝日の場合は翌火曜が休館)、年末年始(12/29-1/3)
今年1月より、神奈川県立近代美術館(鎌倉,鎌倉別館)、いわき市立美術館、富山県立近代美術館、北九州市立美術館 分館と巡回してきた『実験工房展 戦後芸術を切り拓く』が世田谷美術館で開催される。
実験工房は精神的リーダーに瀧口修造を据え、大辻清司、北代省三、駒井哲郎、福島秀子、山口勝弘といった造形作家に加え、音楽家の佐藤慶次郎、鈴木博義、園田高弘、武満徹、福島和夫、湯浅譲二、詩人の秋山邦晴、照明の今井直次、技術の山崎英夫によって1951年に結成された。1957年頃まで、各メンバーの専門分野のみならず、ダンス、演劇、映画といった多岐に渡る領域にてさまざまな作品を残した(正式な解散は行われていない)。
本展は、グループ結成までの動向を紹介する第1部「前夜」、実験工房の活動を取り上げた第2部、グループとしての活動が収束してからのメンバーの活動の紹介や1960年代以降の美術や音楽への影響を検証した第3部「1960年代へ」という3部構成となる。
会期中には、東京国立近代美術館主任研究員の大谷省吾による講演や河合拓始(ピアノ)、有馬純寿(音響)、川崎弘二(講師:電子音楽研究)による再現コンサート、中川賢一のコンサートが企画されている。また、現在、『かたちとシミュレーション 北代省三の写真と実験』を開催している川崎市岡本太郎美術館主任学芸員の佐藤玲子による講演が予定されている。
関連イベント
講演会「実験工房—コラボレーションの磁場」
大谷省吾(東京国立近代美術館主任研究員)
2013年11月30日(土)14:00-15:30
会場:同館講堂
定員:150名(無料)
※当日午前10時よりエントランスホールにて整理券を配布
再現コンサート(実験工房 ピアノ作品演奏会/ミュージック・コンクレート 電子音楽オーディション)レクチャー付き
河合拓始(ピアノ)、有馬純寿(音響)、川崎弘二(講師:電子音楽研究)
2013年12月14日(土)コンサート1(14:00-),コンサート2(15:30-)
会場:同館講堂
定員:150名(無料)
※当日午前10時よりエントランスホールにて整理券を配布
講演会「北代省三の軌跡」
佐藤玲子(川崎市立岡本太郎美術館主任学芸員)
2013年12月22日(日)14:00-15:30
会場:同館講堂
定員:150名(無料)
※当日午前10時よりエントランスホールにて整理券を配布
関連コンサート「中川賢一の流儀—今、ひもとく武満とメシアン—」
2014年1月12日(日)13:00-16:45(休憩1時間を含む)
会場:同館講堂
定員:150名(3,500円)
『かたちとシミュレーション 北代省三の写真と実験』
2013年10月19日(土)-2014年1月13日(月)
川崎市岡本太郎美術館
http://www.taromuseum.jp/