copyright Naoya Hatakeyama
フェスティバル/トーキョー12
2012年10月27日(土)-11月25日(日)
にしすがも創造舎、東京芸術劇場、ほか
http://festival-tokyo.jp/
2012年10月27日より11月25日まで、今年で通算5回目を迎える『フェスティバル/トーキョー12』が開催される。「私たちは何を語ることができるのか」という前回のテーマを踏まえた今年のテーマは「ことばの彼方へ」。オーストリアの劇作家、エルフリーデ・イェリネクによる3作品を上演する。
2011年3月11日以降に書かれた『光のない。』は地点の三浦基による演出で上演。その続編となる『光のないII』はPort Bの高山明が、そして『レヒニッツ(皆殺しの天使)』はイェリニク作品演出のスペシャリストとされるヨッシー・ヴィーラーがそれぞれ演出を担当する。その他、ジャン・ミシェル・ブリュイエール率いるLFKsによる、にしすがも創造舎全体を使うインスターレション形式の演劇公演『たった一人の中庭』など、意欲的な作品が多数。
また180件の応募から選ばれた11団体による公募プログラムも、中国、韓国、インドネシア、シンガポールなどアジアからの若手アーティスト、グループの作品が鑑賞できる。
単なる舞台芸術フェスティバルに留まらず、現代社会の問題意識を共有できる場としてのフェスティバル/トーキョーは芸術と社会を考える上でも更に大きな役割を負いつつある。