TODAY IS THE DAY:未来への提案 @ アートギャラリーミヤウチ


Apichatpong Weerasethakul Power Boy (Mekong) (2011) Courtesy of SCAI THE BATHHOUSE, © Apichatpong Weerasethakul

被爆70周年記念事業
TODAY IS THE DAY:未来への提案
2015年7月26日(日)-9月27日(日)
アートギャラリーミヤウチ
http://miyauchiaf.or.jp/
開館時間:11:00-18:00 ただし入館は閉館30分前まで
休館日:火、水(ただし9/22、9/23は開館)

公益財団法人みやうち芸術文化振興財団が広島県廿日市市で運営するアートギャラリーミヤウチでは、一般財団法人TODAY IS THE DAYとの共同主催により、『TODAY IS THE DAY:未来への提案』を開催する。企画はアーティストの平川典俊と、元ホイットニー美術館のデヴィッド・ロス。

本展は被爆70周年という節目に合わせ、今こそ社会が露呈する本質に疑問を投げかけるときであると考え、社会とリンクしながら創造活動を行なうアーティストが参加する。また、広島において、芸術が本質的に社会にもたらすことのできる肯定的なビジョンを未来へのステートメントとして提案し、そのビジョンにより目覚めていく実用的なシステムが機能していくことを目指す。

参加作家は、ヴィト・アコンチ、ダレン・アーモンド、伊藤隆介、ジョーン・ジョナス、アート・リンゼイ、奈良美智、小沢剛、ピピロッティ・リスト、田中和美、照屋勇賢、リュック・タイマンス、ジャン=リュック・ヴィルムート、ビル・ヴィオラ、ヘンク・フィシュ、アピチャッポン・ウィーラセタクン、ローレンス・ウィーナーの16名。また、監修を飯田高誉(元青森県立美術館美術統括監)、アドバイザーを岡本芳枝(国立広島原爆死没者追悼平和祈念館)が務める。企画者、平川の展覧会コンセプトは以下の通り、

人類や地球の存続の危機が深刻化しようとしている現在、アートがグローバルな視点で私たち人類の未来に肯定的に寄与していくことを証明できる時代がいよいよ訪れようとしている。2011年の東日本大震災を機に、これまでの近代社会の価値観は根底から裏返され、私たちの解釈を超えた様々な現象が露になった。これまで歴史として積み重ねて来た相対の時代が終焉し、一人ひとりの存在の意味は絶対的なリアリティを知覚することで明らかになるだろう。大きな意識の変化が短期間に発生していることは間違いなく、その意識を恐れることなく開示していくための道標を示していくことが今を生きるアーティストの存在意義であると考える。本展では、このような趣旨に賛同する世界各国のアーティストが参加し、第二次世界大戦以降続く経済的豊かさを裏返す悲劇、2000年以降の人類の存続の危機を予感させる出来事に対し、未来への立脚点である「今」こそ提示すべきビジョンを開示していきます。(公式ウェブサイトより)

なお、会期中にはオープニング・トークや、ドクメンタ10のディレクターを務め、現在、ポンピドゥーセンター副館長のカトリーヌ・ダヴィッド、デヴィッド・ロスらを招き、シンポジウム「ヒロシマ マニフェスト」を行なう。


Jean-Luc Vilmouth Marine Science (2011/2013)

関連イベント
オープニング・トーク
登壇者:平川典俊、飯田高誉、伊藤隆介
2015年7月26日(日)13:00-15:00
会場:佐原田集会所(ギャラリーから徒歩5分)
定員:70名程度
※聴講無料、但し要展覧会チケット、予約不要(先着順)

シンポジウム「ヒロシマ マニフェスト」
登壇者:カトリーヌ・ダヴィッド(キュレーター、フランス)、デヴィッド・ロス、平川典俊、飯田高誉
2015年8月22日(土)17:00-
会場:広島市まちづくり市民交流プラザ 北棟6Fマルチメディアスタジオ(広島市中区袋町6-36)
定員:100名、要予約
聴講料:一般1,000円、学生500円
※当日席の用意もあるが、数に限りがあるため予約推奨。
※予約方法等は公式ウェブサイトを参照。

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