Bell Peppers (2012) Courtesy of the artist and Luhring Augustine, New York/Rat Hole Gallery, Tokyo
エラッド・ラスリー
5月26日(土)–7月29日(日)
ラットホールギャラリー
http://www.ratholegallery.com/
開廊日時:火–日 12:00-20:00
現代の視覚文化における「イメージ」の在り方を探求し、ロサンジェルスを拠点に活動するエラッド・ラスリーの日本初個展がラットホールギャラリーで開催されている。
ラスリーは1977年テルアビブに生まれ、渡米後、アメリカ合衆国にて美術教育を受ける。既にクンストハレ・チューリッヒ(2010)や欧米の複数都市での個展を開催している。また、第54回ヴェネツィア・ビエンナーレの企画展『ILLUMInations』(2011)に参加しているほか、ドイツ証券取引所写真賞2011、ニューヨーク近代美術館の『New Photography 2010』に出品するなど、国際的な評価を高めている。
本展では、広告やヴィンテージ雑誌、絵本、映画のスチル写真などを基に、厳密な画面構成や色の選択が行なわれたさまざまな画像が特徴的な色使いによるフレームに収められた写真作品が登場する。そのほか、木製ベッドを模した立体作品やSuper16mmで撮影、上映されるフィルム作品「Untitled (Passacaglia)」が展示され、イメージと物の関係や、ある文化的な参照項を持つイメージの受容に対する関心がうかがえる。