SANAA設計のルーブル分館が開館

2012年12月4日、妹島和世と西沢立衛の建築ユニットSANAAが設計したルーブル美術館ランス分館がグランドオープンした。
同分館は旧炭鉱地域として放置されていた土地を利用した、ランス市による都市開発事業の一環として建設された。100メートル以上にもわたる「Galerie du temp[時のギャラリー]」と名付けられた常設展会場には、これまでに一般公開されてこなかった古代から近代の美術品を中心とした展示が行なわれる。パリのルーブル美術館のような部門ごとの展示という制約がないために、同時代のさまざまな技術や文明を比較するような展示が可能となる。また、時のギャラリーは来年12月3日まで入場無料。
開館を記念してドラクロワの「民衆を導く自由の女神」やレオナルド・ダ・ヴィンチの「聖アンナと聖母子」が展示される。一般公開は今月12日より。

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