パリ・フォト2011、開幕

2011年11月10日よりパリ・フォト2011がグラン・パレにて開催される。15回目となる今回は、23の国や地域から117のギャラリー、18の出版社が参加する。日本からはMEM、TARO NASU、サードギャラリーAyaと、赤々舎、bookshop Mが参加。2008年に日本が特集された招待枠には、アフリカが選出され、フェア開催期間には、1994年よりバマコ(マリ)で開催されているアフリカ写真ビエンナーレで注目を浴びた新しい世代が『African Emerging Photography』展で紹介される。そのほか、地理、テクノロジー、社会とメディア、身体の4つの視点から写真を再考する企画「プラットホーム」が連日行われる。

今回から始まる企画として、コレクターに焦点を当てた「プライベートコレクション」では、ドイツ人コレクター、アルトゥール・ワルサーのコレクションから昨年ドイツで行われた『Events of the Self: Portraiture and Social Identity』の出品作品が展示される。また、「新収作品」では、ニューヨークの国際写真センター(ICP)、ロンドンのテート・モダン、ローザンヌのエリゼ写真美術館がそれぞれ最近の収蔵作品を紹介する。テート・モダンは近年その一部が発見された森山大道の『写真よさようなら』(1972)のオリジナル・ネガからのプリントを展示予定。そのほか、写真集に注目した企画なども予定されている。

Paris Photo
11月10日(木)– 13日(日)
会場: グラン・パレ(パリ)
http://www.parisphoto.fr/

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