オスカー・ニーマイヤー死去(1907-2012)

2012年12月5日、現地報道によると20世紀を代表する建築家のひとり、オスカー・ニーマイヤーがリオデジャネイロの病院で呼吸不全により死去した。享年104歳。
1907年に同市で生まれ、建築を学んだニーマイヤーは、1930年代に建築家としてのキャリアをスタートし、今年もこれまで新しいプロジェクトに取り組み続けていた。1950年代にはニューヨークの国際連合本部ビルの設計に携わり、世界遺産に指定されたブラジリアの主要な公共建築を一手に手掛けた。そのほか、フランス共産党本部(1981. パリ)、オスカー・ニーマイヤー美術館(2002. クリチバ, ブラジル)、サーペンタイン・ギャラリー・パビリオン(2003. ロンドン)をはじめ多数の建築を手掛けた。1988年にはサンパウロのラテンアメリカ記念公園市民広場でプリツカー賞、1998年には王立英国建築家協会(RIBA)ゴールドメダル、2004年には高松宮殿下記念世界文化賞を受賞している。

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