〈高松市塩江美術館〉ヘンないきもの♂展

今展覧会では、独創的ないきものたちを制作する3人の男性作家をご紹介いたします。

ひとつひとつ精巧につくられたフジツボを身にまとった不思議ないきもの、Seaman(シーマン)のシリーズを制作する四宮龍。流木や廃棄物を素材としてつくられた作品は、愛らしいユーモアを持ちつつも、環境破壊に対する警鐘を鳴らしています。

自らを絵描鬼(えかき)と名乗る柳生忠平は、幼少の頃より妖怪の世界に魅了され、オリジナルを含めた多様の妖怪画を描きます。伝統的な日本画の技法を用いながら、古びた戸板などの素材に描かれた妖怪からは、その存在感と迫力が伝わってきます。

ニューヨーク出身のアダム・ウェストンは、幼い頃に見たカッパの仮面に強い印象を受けました。自然や宇宙、生命をテーマとした抽象画を描く現在の制作活動にも影響を与えています。描かれたカッパは日本人の私たちにも不思議な魅力を感じさせます。

それぞれの男性作家の探求するいきものたちを通して、そのひとつひとつの色やかたちに表現された多様な魅力をおたのしみください。

会期:   2011年7月2日(土)-8月14日(日)

入館料:  一般300円、大学生150円(常設展観覧料含む/団体20名は2割引)
       高校生以下、65才以上の方(長寿手帳等が必要)、障害手帳等の保持者は無料
       ※8月6日(土)は美術館の日につき入場無料

開館時間: 9時-17時(入館は16時半まで)

休館日:  月曜日(ただし7/18は開館、7/19は休館)

主催:    高松市塩江美術館

展覧会詳細 http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/17800.html

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