消滅しつつあるアートセンターの事例 ワシフ・コルトゥン イスタンブールやマドリッドを始めとする多くの町において、中規模施設が閉鎖されるケースが近年ますます増えてきている。「アートセンター」や「現代アートセンター(ICA / kunstverein)」と呼ばれる施設である。これらView More >
マガジン
再演するべきか せざるべきか
再演するべきか せざるべきか ドリョン・チョン 2010年3月14日から5月30日まで、マリーナ・アブラモヴィッチはニューヨーク近代美術館(MoMA)内の大吹抜けに座り続けていた。休館日の火曜日を除いて、美術館が開館している毎日午前10時30分から午後5時30分までView More >
カルティエ・アワード2010受賞者発表
■Award サイモン・フジワラ Courtesy Carla Verea, 2010 『カルティエ・アワード2010』の受賞者が発表され、500以上の作品プランから、サイモン・フジワラの案が選ばれた。1982年生まれ、日本人の父と英国人の母を持ち、現在はベルリンとメキシコ・シテView More >
ヴィルヘルム・サスナル インタビュー (序文)
速度とは単位時間当たりの位置の移動 インタビュー・文/アンドリュー・マークル(編集部) 1972年にポーランド、タルノフで生まれたヴィルヘルム・サスナルは1989年共産主義から民主主義への転換後に出現した新しい世代の現代美術作家のひとりである。彼自身が撮影したもの、もしくは書View More >
ヴィルヘルム・サスナル インタビュー (1)
(1) 1940年代生まれの世代といえば皆エルヴィスのファンで、私の母もその一人でした。 世界を記録するための「偶然」の役割について、また映像、ランドアート、絵画について Installation view of Untitled (2007), 16mm film, soundView More >
ヴィルヘルム・サスナル インタビュー (2)
(2) 静かな風景が語りだす 歴史の視覚化と「絵画の精神(エートス)」について Moscice 1 (2005), oil on canvas, 100 x 140 cm. Courtesy collection Fundação de Serralves – Museum oView More >
ヴィルヘルム・サスナル インタビュー (3)
(3) 不満を抱いたまま太陽が沈まないように 制作活動における音楽の影響、瑣末なことと重要なことの狭間を歩むことについて Untitled (2001), acrylic on canvas, 153 x 180 cm. ART iT: 絵画とフィルムや映画はどれくらい違うものだView More >
イタリア国立21世紀美術館(MAXXI)がローマに開館
2010年5月30日、イタリア初の国立現代美術館となる国立21世紀美術館(MAXXI)がローマにオープンした。設計はプリツカー賞受賞者で、ロンドン在住のイラク人、ザハ・ハディド。開館記念展は『Spazio』(空間)と題された同館のコレクション展、トルコ人作家のクトゥル・アタマンのView More >
ヴィルヘルム・サスナル 日常性の覆し
文/加須屋明子 サスナルは1972年、ポーランドの古都クラクフ郊外のタルヌフで生まれた。クラクフ工科大学の建築科で学び、その後クラクフ美術アカデミーへ移って99年卒業。在学中の1995年から2001年まで「グルッパ・ワドニェ(グループ美)」のメンバーとして、ラファウ・ブイノフスView More >
笹本晃インタビュー: ハドロンとしてのインスタレーション/パフォーマンス (2)
ARTiT 今回のように美術館でパフォーマンスをすることで見えることはありますか。場所および観客といった外的環境はどのようにパフォーマンスに影響しますか。 SA 美術館は普段は目に見えないルールがあって、それがパフォーマンスによって可視化されました。こうした制限は自分にとってどちView More >