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連載 椹木野衣 美術と時評:5

アーネスト・フェノロサ ——このシミュレーショニズムの未知なる起源? 日本の近代美術の成り立ちに関心がある人にとって、アーネスト・フェノロサの名は特になじみ深いものだろう。とりわけ岡倉天心を従えて日本画の復興と革新にあたり、廃仏毀釈で損なわれた仏像の価値などに新たな光(信仰の対象View More >

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連載 田中功起 質問する 3-1:保坂健二朗さんへ 1

国際的に活躍する気鋭のアーティストが、アートをめぐる諸問題について友人知己と交わす往復書簡。ものづくりの現場で生まれる疑問を言葉にして、その言葉を他者へ投げ、投げ返される別の言葉を待つ……。第3回の相手は、東京国立近代美術館研究員の保坂健二朗さん。今回からやりとりの数を少し増やしView More >

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連載 編集長対談9:椿昇(前編)

日本的アートとは:いまを生き抜くためのシステム作り 関西を拠点とし、世界を相手取って、ラディカルな視点で同時代の「裂け目」に対するアプローチを続ける作家。以前は高校で美術教師を務め、現在は美大でアート界でのサバイバル術を伝授する。日本的なアートとは? そして、日本的なアートの問題View More >

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連載 編集長対談9:椿昇(後編)

日本的アートとは:いまを生き抜くためのシステム作り 前編はこちら|編集長対談 目次 自ら予期できない方向へ進むことが、いちばんのイノベーションだと思う 小崎:例えば欧米的な二元論も、場合によっては肯定するということでしょうか。 椿: 二元論はだめだということ自体がオールドファッシView More >

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連載 編集長対談8:三潴末雄(ミヅマアートギャラリー代表)(前編)

日本的アートとは:「日本的」とは何か 欧米主流のアートに対する反逆精神から、「日本」に根差し、物語性の強い作家を世界に紹介し続けている異色のギャラリスト。本対談のテーマの前提となる「日本的」なものとはそもそも何なのかを徹底討論する。 構成:編集部 後編はこちら|編集長対談 目次 View More >

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連載 編集長対談8:三潴末雄(ミヅマアートギャラリー代表)(後編)

日本的アートとは:「日本的」とは何か 前編はこちら|編集長対談 目次 アートだけではなく、経済圏としても東アジア共同体を作らないかぎり、日本という国の将来はない 小崎:この連続対談を続けている過程で、やはり「非欧米的アート」はあるんじゃないかと思っています。ただそれをアートと呼ぶView More >

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連載 編集長対談7:小池一子(前編)

日本的アートとは:西武セゾンカルチャーの影響 西武セゾン文化の担い手のひとりとして広告の世界で活躍し、さらにはオルタナティブスペースの先駆けとなった「佐賀町エキジビットスペース」を創設。ジャンルフリーな活動を通して日本から世界に文化を発信するアートディレクターが考える「日本」の表View More >

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連載 編集長対談7:小池一子(後編)

日本的アートとは:西武セゾンカルチャーの影響 前編はこちら|編集長対談 目次 欧米のアートに乗っかりながらも、どうしても滲み出てくるもの 小崎:話は戻りますが、79年に西武美術館で谷川晃一さんが企画した『アール・ポップ』展は、横尾忠則さん、田名網敬一さん、さらに広告や写真といったView More >

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連載 編集長対談6:住友文彦(前編)

日本的アートとは:アジアの近代化と表現との関係性 メディアアートやパフォーミングアーツなど幅広い視点から表現を捉える気鋭のキュレーターは、中国や韓国での国際展企画も数多く手がけている。アジアから発信するアートに、地域性はどのような影響を及ぼしているのだろうか。 構成:編集部 後編View More >

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連載 編集長対談6:住友文彦(後編)

日本的アートとは:アジアの近代化と表現との関係性 前編はこちら|編集長対談 目次 日本の作家が同時代でやっていることは個々人が「美しさ」の解釈を変えていくことです 『美麗新世界』展示風景 2007年、長征空間、 映芸術中心・映画廊、東京画廊+BTAP、広東美術館 撮影:Yan DView More >

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