連載目次 殿敷侃「BARRICADE IWAKI」1988年 いわき市立美術館での展示風景 写真提供:広島市現代美術館(以降すべて) 私がまだ20代だった頃、生前の殿敷侃(とのしきただし)に一度だけ会って話を聞いたことがある。いつのことかはっきりと思い出せないのだが、場所は都内だView More >

連載目次 殿敷侃「BARRICADE IWAKI」1988年 いわき市立美術館での展示風景 写真提供:広島市現代美術館(以降すべて) 私がまだ20代だった頃、生前の殿敷侃(とのしきただし)に一度だけ会って話を聞いたことがある。いつのことかはっきりと思い出せないのだが、場所は都内だView More >
第14回(ゲスト:高橋瑞木)――社会的実践とコンテンポラリー・アート キュレーターの高橋瑞木さんからの第一信。昨年から移り住んだ香港での体験も伝えつつ、今回のテーマに「アーティストの生き方の形式」という点から応答します。 往復書簡 田中功起 目次 田中功起さま 往復View More >
連載目次 福島県双葉郡大熊町、2017年1月 撮影:赤城修司 ©︎ Shuji Akagi 原発事故による放射能汚染で福島県浜通り地方を中心に出されていた避難指示(居住制限区域、避難指示解除準備区域)が、去る3月 31日の午前0時から4月1日午前0時にかけ、帰還困難区域を除くほとView More >
連載目次 大林宣彦(写真中央)。『HOUSE』(1977年)撮影現場にて 提供:PSC/大林宣彦事務所 大林宣彦監督のことは、もちろん以前から知っていた。特に中学生の時、地元の劇場で初日に駆け込むようにして見た『HOUSE ハウス』(1977年)の衝撃は、とんでもなく大きかった。View More >
第14回(ゲスト:高橋瑞木)――社会的実践とコンテンポラリー・アート 今回のゲストは香港在住のキュレーター、高橋瑞木さん。田中さんは昨年の帰国後に抱いた違和感を起点に、アートの地域的/領域的な二分法を再考しつつ、ある「引き裂かれ」の感覚を高橋さんへ投げかけます。 往復書簡 田中功View More >
連載目次 福島県の帰還困難区域で開催中の“見に行くことができない展覧会”=「Don’t Follow the Wind」 が始まって、もうじき2年が経過しようとしている(2015年3月11日から開始)。会場は全域にわたって依然、東京電力福島第一原発から放出された放射性物質による汚View More >
連載目次 飴屋法水「何処からの手紙」(茨城県北芸術祭2016)は、参加者が茨城県北の実在郵便局に葉書を送り、招待状風の手紙を受け取ることで始まる。写真は、手紙の1つに導かれ辿り着く久慈川のほとり。 ほぼ一年前の2015年末、本欄では「2015年回視 — 『ベスト展覧会』の対岸からView More >
連載目次 八戸市美術館「赤城修司+黒田喜夫——種差デコンタ2016」展示風景(会場3階) © ICANOFカリ 写真提供:ICANOF (承前)では、放射性物質のカリオキバとはいったいどこにあるのか。カリオキバは、<仮置き場>であることで、原理的に「仮」の存在である。しかし同時にView More >
第13回(ゲスト:菅原伸也)――現在の日本で共同体を再考することについて 菅原伸也さんとの往復書簡。締めくくりとなる菅原さんからの手紙は、共同体再考において「ケアの倫理」を掘り下げ、さらにアガンベンのイメージ論も援用して人間の差異/共通点を考えます。 往復書簡 田中功起 目次 件View More >
連載目次 八戸市美術館「赤城修司+黒田喜夫——種差デコンタ2016」展示風景(会場1階) © ICANOF 写真提供: ICANOF それにしても、福島市内のカリオキバとその痕跡を寡黙な撮影を通じて記録し続ける赤城修司と、忘れられた前衛詩人にして「ことばの内乱者」、黒田喜夫(きおView More >