連載目次 飴屋法水「何処からの手紙」(茨城県北芸術祭2016)は、参加者が茨城県北の実在郵便局に葉書を送り、招待状風の手紙を受け取ることで始まる。写真は、手紙の1つに導かれ辿り着く久慈川のほとり。 ほぼ一年前の2015年末、本欄では「2015年回視 — 『ベスト展覧会』の対岸からView More >

連載目次 飴屋法水「何処からの手紙」(茨城県北芸術祭2016)は、参加者が茨城県北の実在郵便局に葉書を送り、招待状風の手紙を受け取ることで始まる。写真は、手紙の1つに導かれ辿り着く久慈川のほとり。 ほぼ一年前の2015年末、本欄では「2015年回視 — 『ベスト展覧会』の対岸からView More >
連載目次 八戸市美術館「赤城修司+黒田喜夫——種差デコンタ2016」展示風景(会場3階) © ICANOFカリ 写真提供:ICANOF (承前)では、放射性物質のカリオキバとはいったいどこにあるのか。カリオキバは、<仮置き場>であることで、原理的に「仮」の存在である。しかし同時にView More >
第13回(ゲスト:菅原伸也)――現在の日本で共同体を再考することについて 菅原伸也さんとの往復書簡。締めくくりとなる菅原さんからの手紙は、共同体再考において「ケアの倫理」を掘り下げ、さらにアガンベンのイメージ論も援用して人間の差異/共通点を考えます。 往復書簡 田中功起 目次 件View More >
連載目次 八戸市美術館「赤城修司+黒田喜夫——種差デコンタ2016」展示風景(会場1階) © ICANOF 写真提供: ICANOF それにしても、福島市内のカリオキバとその痕跡を寡黙な撮影を通じて記録し続ける赤城修司と、忘れられた前衛詩人にして「ことばの内乱者」、黒田喜夫(きおView More >
連載目次 八戸市美術館「赤城修司+黒田喜夫——種差デコンタ2016」展示風景(会場1階) © ICANOF 写真提供: ICANOF(以降すべて) 8月の末、釜山ビエンナーレ2016のキュレーションのため滞在していた韓国から一時帰国し、息つく間もなく新幹線で青森、八戸へと向かったView More >
第13回(ゲスト:菅原伸也)――現在の日本で共同体を再考することについて 菅原伸也さんとの往復書簡。田中さんからの最後の手紙は、菅原さんの挙げた「類似性を基にした共同体」という言葉を、自らの考える「抽象」と関連づけて語ります。 往復書簡 田中功起 目次 件名:類似と抽象と、人間とView More >
第13回(ゲスト:菅原伸也)――現在の日本で共同体を再考することについて 菅原伸也さんとの往復書簡。菅原さんの第二信は、普遍性や個別性のみに依らない共同体の可能性を示唆し、その視点から田中さんの水戸の個展を考えます。 往復書簡 田中功起 目次 件名:共同体と社会 田中功起さま ごView More >
連載目次 第五福竜丸の乗組員だった久保山愛吉の死とその遺された言葉について初めて知ったのは、私がまだ高校生の頃にまで遡る。しかしそれは、よくある歴史学習からではなく、ある音楽家による演奏を通じてのことだった。ターンテーブルに乗せたレコードに針を落とすと、野外での実況録音に特有の抑View More >
第13回(ゲスト:菅原伸也)――現在の日本で共同体を再考することについて 菅原伸也さんとの往復書簡。田中さんの第二信は、「参加/不参加」から共同体を考えるという今回の出発点の是非を、自作にもふれつつ再考します。 往復書簡 田中功起 目次 件名:問いの剥奪、フィクショナルな集まり View More >
連載目次 第五福竜丸展示館 開館40周年レセプションより(安部公房作品を元にした小劇) 写真提供:公益財団法人第五福竜丸平和協会 去る5月29日、神田の学士会館で開かれた東京都立第五福竜丸展示館、開館40周年レセプションに足を運んだ(*1)。会場はたいへんな盛況で、円卓の随所に、View More >
艾未未(アイ・ウェイウェイ)の少年時代 文 / 牧陽一 この文を書こうと思ったのは2016年4月、艾未未の弁護士である、劉暁原(リウ・シャオ ユエン)が彼のインスタグラムにCCTVの「1950年代に生まれて(生于五十年代)」という番組を貴重な映像記録として紹介していたからだった。View More >
インターネットが私の国だ 翻訳 / 牧陽一 ドイツの新聞「Der Tagesspiegel(ターゲスシュピーゲル)」(2015年8月7日)より*1 Tagesspiegel(以下、TS) 4年も経ってやっと国外に旅行できるようになりましたね。中国政府からの旅行の禁止と弾圧はあなたView More >