梅田哲也「シアターウォーク/A Walk in Theater」 @ メニコン シアターAoi

メインビジュアルデザイン:三重野龍

 

梅田哲也「シアターウォーク/A Walk in Theater」
2025年9月15日(月・祝)-9月20日(土)
メニコン シアターAoi(愛知県名古屋市中区葵三丁目21番19号)
https://meniconart.or.jp/aoi/
休演日:9/16
イベントURL:https://meniconart.or.jp/aoi_schedule/tetsuyaumeda2025/

 

愛知県名古屋市にある「メニコン シアターAoi」では、梅田哲也による新作、劇場ツアー型パフォーマンス「シアターウォーク/A Walk in Theater」を開催する。

梅田哲也(1980年熊本県生まれ)は、現地にあるモノや日常的な素材と、物理現象としての動力を活用したインスタレーションを制作する一方で、パフォーマンスでは、普段行き慣れない場所へ観客を招待するツアー作品や、劇場の機能にフォーカスした舞台作品、中心点を持たない合唱のプロジェクトなどを発表。先鋭的な音響のアーティストとしても知られる。近年の主な展覧会に、個展「水門」(大阪市此花区四貫島、2025)、「阪神・淡路大震災30年 企画展「1995 ⇄ 2025 30年目のわたしたち」」(兵庫県立美術館、2024-2025)、個展「wait this is my favorite part 待ってここ好きなとこなんだ」(ワタリウム美術館、東京、2023-2024)、個展「梅田哲也 イン 別府『O滞』」(別府市内各所、2020-2021)、個展「うたの起源」(福岡市美術館、2019-2020)、個展「See, Look at Observed what Watching is」(ポートランド現代美術研究所[PICA]、2016)。主な公演に、「9月0才」(高槻現代劇場、大阪、2022)、「Composite: Variations / Circle」(Kunstenfestivaldesarts 2017、ブリュッセル)、「INTERNSHIP」(国立アジア文化殿堂、2016/KAAT神奈川芸術劇場ホール、2018)などがある。また「Tokyo Contemporary Art Award 2024-2026」を受賞し、2026年に東京都現代美術館での受賞記念展が控える。

 

“Walk about Water” (Nam June Park Art Center、2024) Photo by Nam June Park Art Center
『wait this is my favorite part / 待ってここ好きなとこなんだ』(ワタリウム美術館、2023-2024) Photo by KANAGAWA Shingo

 

本作は、メニコン シアターAoiのある株式会社メニコン本社社屋を舞台に、社員や劇場スタッフが観客を引率し、舞台裏など普段は立ち入れない場所へと誘うツアー型のパフォーマンス。梅田はステートメントで、2020年の新型コロナウイルス感染症拡大により文化芸術が発表の場を失い、劇場も扉を閉ざさざるを得なかった状況を振り返る。そうした特殊な時期に構想され、2023年に開館した本施設で、当事者たちとの共同作業として発表する。観客は、日常と非日常が交錯する中で、見慣れた景色のずれや一風変わった場面に出合うことになる。

 

上演スケジュール
9月15日(月・祝):14:00–18:00(全13枠)
9月17日(水)-9月19日(金):18:00–20:00(各日7枠)
9月20日(土):14:00–18:00(全13枠)
所要時間:約60分(20分毎にスタート)
定員:10名(事前予約制)
チケット購入:https://artsticker.app/events/89136

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