梅田哲也「水門」
2025年3月20日(木・祝)-3月31日(月)
大阪市此花区四貫島
受付場所:ふつか(大阪府大阪市此花区四貫島2-7-5)
開場時間:15:00–18:00(土日祝は13:00–18:00)
会期中無休
展覧会URL:https://minatotheocean.studio.site/posts/minato_exhibition
大阪市此花区の梅香・四貫島周辺を拠点に、地域や国籍を超えた交流の中継点として2024年7月から不定期に活動する緩やかなネットワーク/アートプロジェクトである水門(みなと)が、関西圏では11年ぶりとなる梅田哲也の個展を開催する。
梅田哲也(1980年熊本県生まれ)は、現地にあるモノや日常的な素材と、物理現象としての動力を活用したインスタレーションを制作する一方で、パフォーマンスでは、普段行き慣れない場所へ観客を招待するツアー作品や、劇場の機能にフォーカスした舞台作品、中心点を持たない合唱のプロジェクトなどを発表。先鋭的な音響のアーティストとしても知られる。近年の主な展覧会に、「阪神・淡路大震災30年 企画展「1995 ⇄ 2025 30年目のわたしたち」」(兵庫県立美術館、2024-2025)、個展「wait this is my favorite part 待ってここ好きなとこなんだ」(ワタリウム美術館、東京、2023-2024)、個展「梅田哲也 イン 別府『O滞』」(別府市内各所、2020-2021)、個展「うたの起源」(福岡市美術館、2019-2020)、個展「See, Look at Observed what Watching is」(ポートランド現代美術研究所[PICA]、2016)。主な公演に、「9月0才」(高槻現代劇場、大阪、2022)、「Composite: Variations / Circle」(Kunstenfestivaldesarts 2017、ブリュッセル)、「INTERNSHIP」(国立アジア文化殿堂、2016/KAAT神奈川芸術劇場ホール、2018)などがある。また「Tokyo Contemporary Art Award 2024-2026」を受賞し、2026年に東京都現代美術館での受賞記念展が控える。
会場風景
会場風景
本展では、下町の居住エリアの一角にある古い倉庫付き住宅を会場に、梅田がこれまでに制作し使用してきた品々を展示する。これらは展覧会やパフォーマンスの公演毎に、それぞれのスケールに見合ったパーティー(組み合わせ)で、役割や形を変えながら別の場所でも使用され続ける。こうした過程を、小さな一滴が町の川と水門を経て港に流れ、海に混ざり、また別の港へ辿り着くように、感覚に直接訴えかける鑑賞作品として発表する。また、梅田の作品が生まれる過程において最も原初的な工程が行なわれる個人スタジオも合わせて公開するほか、シルクスクリーンスタジオ&ショップ「ふつか」にて、創作に関するトークライブ「たまり」を不定期で開催予定。
関連イベント
トークライブ「たまり」
2025年3月29日(土)18:00–20:00 ※定員に達したため申込終了
会場:ふつか(大阪府大阪市此花区四貫島2-7-5)
出演:川俣正、梅田哲也
料金:1,000円(お茶付き)
定員:30名(要予約)