αMプロジェクト2025‒2026「立ち止まり振り返る、そして前を向く vol.1 IDEAL COPY|Channel: Musashino Art University 1968–1970」 @ gallery αM


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αMプロジェクト2025‒2026
立ち止まり振り返る、そして前を向く vol.1 IDEAL COPY|Channel: Musashino Art University 1968–1970
2025年4月12日(土)-6月14日(土)
gallery αM
http://gallery-alpham.com/
開廊時間:12:30–19:00
休廊日:日、月、祝休
ゲストキュレーター:大槻晃実(芦屋市立美術博物館学芸員)
展覧会URL:https://gallery-alpham.com/exhibition/project_2025-2026/vol1/

 

gallery αMでは、芦屋市立美術博物館の大槻晃実をゲストキュレーターに迎えたαMプロジェクト2025‒2026「立ち止まり振り返る、そして前を向く」の最初の展覧会として、IDEAL COPYの「Channel: Musashino Art University 1968–1970」を開催する。

IDEAL COPYは、1988年に京都のギャラリー射手座で開催した「Channel: Mode」を機に結成された匿名のアートユニット。発表毎に不特定のメンバー複数で構成され、彫刻や絵画といった既存のアートの形態ではなく、企画したプロジェクト自体を芸術として遂行するというプロジェクト・アートのかたちをとる。IDEAL COPYが開設した両替所で、来場者が持参した外国硬貨に対して重量を基準にIDEAL COPYコイン(IC)と交換する《Channel: Exchange》や、ウェブサイトで公募し、著作権を放棄した音源が再生される展示空間で、鑑賞者は会場内に流れる数十種類の音を録音し所有することができる《Channel:Copyleft》など、社会が生み出す制度に着目したさまざまなプロジェクトを発表している。近年の主な展覧会に「平成美術:うたかたと瓦礫(デブリ)1989–2019」(京都市京セラ美術館、2021)、個展「Channel: Copyleft」(haku Kyoto、2021)、「おさなごころを、きみに」(東京都現代美術館、2020)、個展「money—Kyoto(HAPS、京都、2013」などがある。

 


IDEAL COPY《Channel: Exchange》1993年– 撮影:浅野豪


IDEAL COPY《Channel: Copyleft》2021年  撮影:浅野豪

 

今回IDEAL COPYは、1960年代中頃より発生した国内で起きた学園紛争の史実と、その際に武蔵野美術大学の学生が残した逸話を起点としたプロジェクト《Channel: Musashino Art University 1968–1970》を発表する。当時の学生デモは、現場で歩道の敷石を砕いて投石することが一般的な行動であったが、武蔵野美術大学の学生は、わざわざ構内に敷かれているレンガをきれいに抜き取り、東京郊外の地から都心まで持っていった。そうした美術大学の学生ならではの「表現」に注目し、本展では武蔵野美術大学に保管されていた1個のレンガと、展示のために制作した99個のレンガを展示室の床面に並べ、当時の武蔵野美術大学の学生が、学生運動においてどのような「表現」をしたかを考察する。

 


IDEAL COPY《Channel: Merchandise 2021》2021年

 

関連イベント
トークイベント
2025年4月12日(土)16:00–
登壇:大槻晃実、吉村麻紀(デザイナー)、冨井大裕(gallery αMディレクター)、小野冬黄(gallery αMアシスタントディレクター)
会場:gallery αM

 


 

αMプロジェクト2025‒2026 立ち止まり振り返る、そして前を向く(ゲストキュレーター:大槻晃実)
vol.1|IDEAL COPY
2025年4月12日(土)-6月14日(土)
vol.2|河口龍夫、今井祝雄、植松奎二
2025年7月19日(土)-9月20日(土)※夏季休廊:8/10-8/25
vol.3|百瀬文
2025年10月4日(土)-11月29日(土)
vol.4|髙橋耕平
2025年12月13日(土)-2026年2月21日(土)※冬季休廊:12/21-1/5
vol.5|飯川雄大
2026年4月11日(土)-6月13日(土)
vol.6|中野祐介/パラモデル
2026年6月27日(土)-9月5日(土)※夏季休廊:8/9-8/24
vol.7|柳瀬安里
2026年9月19日(土)-11月21日(土)
vol.8|林勇気
2026年12月5日(土)-2027年2月20日(土)※冬季休廊:12/20-1/11

 

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