坂本龍一|音を視る 時を聴く @ 東京都現代美術館

 

坂本龍一|音を視る 時を聴く
2024年12月21日(土)-2025年3月30日(日)
東京都現代美術館 企画展示室1F/B2Fほか
https://www.mot-art-museum.jp/
開館時間:10:00–18:00 入場は閉館30分前まで
休館日:月(ただし、1/13、2/24は開館)、年末年始(12/28–1/1)、1/14、2/25
展覧会URL:https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/RS/

 

東京都現代美術館では、50年以上に渡り多彩な表現活動を実践してきた音楽家・アーティスト坂本龍一の大型インスタレーション作品を包括的に紹介する日本では初となる最大規模の個展「坂本龍一|音を視る 時を聴く」を開催する。

坂本龍一(1952-2023/東京都生まれ)は、1978年にアルバム『千のナイフ』でソロデビュー。同年「Yellow Magic Orchestra」に参加し、1983年の散開後も多方面で活躍。映画『戦場のメリークリスマス』(1983)の音楽では英国アカデミー賞作曲賞、映画『ラストエンペラー』(1987)の音楽ではアカデミーオリジナル音楽作曲賞、グラミー賞などを受賞。環境や平和問題への取り組みも多く、森林保全団体「more trees」を2007年に創設。また、2011年の東北地方太平洋沖地震では、more treesによる「LIFE311」のほか、「kizunaworld.org」、「こどもの音楽再生基金」とそれを引き継ぐ形で設立された「東北ユースオーケストラ」など、さまざまな被災者支援活動を行なった。1980年代から多くの展覧会や大型メディア映像イベントに参画。90年代からはマルチメディアを駆使したライブパフォーマンスを展開し、2000年代以降は、さまざまなアーティストとの協働を通して、音を展示空間に立体的に設置する試みを積極的に思考、実践してきた。また、2013年に山口情報芸術センター[YCAM]10周年記念祭アーティスティック・ディレクター、2014年に札幌国際芸術祭のゲストディレクターを務めた。

 


坂本龍一 with 高谷史郎《IS YOUR TIME》2017/2023年 「Ryuichi Sakamoto | SOUND AND TIME」展示風景、成都木木美術館(人民公園館)、2023年 画像提供:成都木木美術館


坂本龍一+アピチャッポン・ウィーラセタクン《async–first light》2017年「Ryuichi Sakamoto | SOUND AND TIME」展示風景、成都木木美術館(人民公園館)、2023年 画像提供:成都木木美術館


中谷芙二子《ロンドンフォグ》霧パフォーマンス #03779、2017年「BMW Tate Live Exhibition: Ten Days Six Nights」展示風景、テート・モダン、ロンドン、英国 コラボレーション:田中泯(ダンス)、高谷史郎(照明)、坂本龍一(音楽) 撮影:越田乃梨子

 

本展では、生前坂本が東京都現代美術館のために遺した展覧会構想を軸に、坂本の創作活動における長年の関心事であった音と時間をテーマに、未発表の新作と、これまでの代表作から成る没入型・体感型サウンド・インスタレーション作品10点あまりを展示。コラボレーションアーティストに、高谷史郎、真鍋大度、カールステン・ニコライ、アピチャッポン・ウィーラセタクン、Zakkubalan、岩井俊雄を迎え、それぞれの作品を美術館屋内外の空間に構成・展開する。また、スペシャル・コラボレーションとして、坂本龍一+中谷芙二子+高谷史郎による霧と光と音が一体となった新作《LIFE–WELL TOKYO》霧の彫刻 #47662(2024)を、地下2階/屋外のサンクン・ガーデンで披露する。なお、本展のゲストキュレーターは、坂本の大規模なインスタレーション作品を紹介する展覧会(M WOODS、北京、2021/M WOODS、成都、2023)をキュレーションしてきた難波祐子が務める。

会期中には、参加作家によるトークなど関連プログラムの開催を予定。参加方法・詳細は、同館ウェブサイトで順次公開される。

 


同時期開催
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東京都現代美術館 企画展示室3F
https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/mot-annual-2024/

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2024年12月14日(土)-2025年3月30日(日)
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https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/mot-collection-241214/

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