眠れよい子よ よい子の眠る/ところ
2024年12月15日(日)-2025年1月25日(土)
神奈川県民ホールギャラリー
https://www.kanagawa-kenminhall.com/
開場時間:11:00-18:00 入場は閉場30分前まで
休場日:木、年末年始(12/28-1/4、ただし12/29は開場)
企画構成:中野仁詞(神奈川県民ホール/KAAT神奈川芸術劇場)
企画協力:大槻晃実(芦屋市立美術博物館学芸員)、慶野結香(キュレーター)、畑井恵(水戸芸術館現代美術センター学芸員)、中村史子(大阪中之島美術館主任学芸員)
特設サイト:https://exhibition.kanagawa-kenminhall.com/nemure-yoikoyo/
神奈川県民ホールギャラリーでは、「ドリーム/ランド」(2022)、「味/処」(2023)に続く「場所」をテーマに据えた展覧会シリーズの第3弾として、5名のアーティストによるグループ展「眠れよい子よ よい子の眠る/ところ」を開催する。
本展は、「場」というコンセプトに「よい子」「眠る」というキーワードを加えて、5名の外部キュレーターが選んだアーティストを紹介。「よい」という概念がどのように変化し、また「眠る」ことがどのような意味を持つのか、よい社会やよい生活について考える契機を目指す。なお、同施設は老朽化に伴い2025年4月からの休館が発表されており、本展は休館前最後の展覧会企画となる。
市川友章《怪人遠足(鎌倉大仏)》2024年
岩谷雪子《ギシギシ・英一番館のフォーク》2024年
参加アーティストは次の5名。怪人や動物をモチーフにした油彩画や木彫作品を制作する市川友章(1977年千葉県生まれ)。植物を地球上で人間と共存する最も重要な存在のひとつと捉え、採集した植物で立体やインスタレーションなどの作品を制作する岩谷雪子(1958年北海道生まれ)。芸術療法や民間信仰のリサーチを元に、人間の精神的治癒のシステムをテーマに自らの撮影した写真表面を削る、燃やすなどによる手法で制作する多和田有希(1978年静岡県生まれ)。闇夜では見えないコウモリを超音波可聴化受信機によって音で認識した経験から「見えないからいないのではなく、見えなくても存在する」ことに興味を持ち、「音とそれをとりまく事象」をテーマに制作する中瀬由央(1971年兵庫県生まれ)。自身の家族史の収集や子供時代の記憶の再現を糸口に、沖縄のイメージの再構築を行なうひがれお(1995年沖縄県生まれ)。
会期中には、参加アーティストとキュレーターによるトークのほか、展示会場を舞台にダンサーの浜田純平による各作品とのコラボレーションを視野に入れた即興のパフォーマンスや、近藤輝一脚本による「銀河鉄道の夜」をモチーフとした朗読劇を、俳優の荒澤守とアコーディオン奏者の大田智美が上演するイベントが開催される。
多和田有希《I-am-in-You》2016-2022年
中瀬由央《薮を歩く、音の軌跡》2017年
ひがれお《ハロウィーンの子供たち》2019年 ©︎Artstropical
関連イベント
アーティスト × キュレーター トークセッション
2024年12月15日(日)13:00-14:00
会場:神奈川県民ホールギャラリー展示室
参加費:無料(要展覧会チケット)
浜田純平(ダンサー)による即興パフォーマンス
2025年1月18日(土)14:00-、16:00-(各回30分予定)
会場:神奈川県民ホールギャラリー展示室
参加費:無料(要展覧会チケット)
ドラマリーディング「銀河鉄道の夜」
荒澤守(俳優) × 大田智美(アコーディオン)
2025年1月24日(金)14:00-、16:00-(各回30分予定)
会場:神奈川県民ホールギャラリー展示室
参加費:無料(要展覧会チケット)