第八次椿会 ツバキカイ 8 このあたらしい世界 2nd SEASON “QUEST” @ 資生堂ギャラリー


 

第八次椿会 ツバキカイ 8 このあたらしい世界 2nd SEASON “QUEST”
2022年8月27日(土)– 12月18日(日)
資生堂ギャラリー
https://gallery.shiseido.com/
開館時間:10:00–19:00(日・祝は18:00まで)
休館日:月(休日に当たる場合も休館)
企画担当:豊田佳子(資生堂ギャラリー キュレーター)
展覧会URL:https://gallery.shiseido.com/jp/tsubaki-kai/
参加アーティスト:杉戸洋、中村竜治、Nerhol、ミヤギフトシ、宮永愛子、目[mé]

 

資生堂ギャラリーでは、杉戸洋、中村竜治、Nerhol、ミヤギフトシ、宮永愛子、目[mé]の6組をメンバーとする第八次椿会による2度目の展覧会『第八次椿会 ツバキカイ 8 このあたらしい世界 2nd SEASON “QUEST”』を開催する。

「椿会」は、第二次世界大戦期に一時中断していた資生堂ギャラリーの活動を1947年に再開するにあたり立ち上げたグループ展。以来、アートが人々に希望を与え、勇気をもたらすという信念に基づき、戦争や災害、不況などで世の中が閉塞状況にあるときも再興を願い、時代とともにメンバーを入れ替えながら70年以上にわたって継続的に開催されている。

 


杉戸洋《おきもの》2021年


ミヤギフトシ《消えた香り/書かれる手紙》2021年 資生堂「香水 セレナーデ」のボトル、オノト万年筆、 紙にインク(月夜)


宮永愛子《message 2019/2021》2021年 ナフタリン、石(陶片)、ミクストメディア

 

コロナ禍下の昨年結成された第八次椿会には、2023年まで3年間をかけて、afterコロナの「あたらしい世界」を考察すべく、ジャンルを超えた活動やコラボレーションやチームでの制作などを実践してきた6組のアーティストがメンバーが参加している。昨年は「触発/ Impetus」というテーマの下、資生堂がこれまでの椿会展で蒐集してきた美術収蔵品から、メンバー各自が「あたらしい世界」を触発される作品を選んだ上で、自身の作品や方法を提示することで応答した。

2年目となる今年は、「探求/Quest」をテーマに、メンバー同士のコラボレーションや異分野の専門家との交流を基に昨年生まれた問いや気づきを「探求」するとともに、月1回のペースでミーティングを行ない、お互いのアイディアを共有してきた。本展では、そこで浮かび上がった「内と外」、「豊かな生活」などの新たなキーワードとともに、それぞれの表現を発表する。また、2022年7月にメンバーのミヤギフトシがベルリン在住で匂いを扱うアーティスト兼研究者のシセル・トラースと匂いと感情との関係、Covid-19が人々の匂いに与える影響などを話し合った対談の様子を公式ウェブサイトで公開(予定)、8月9日から11日には、資生堂ギャラリーにメンバーがそれぞれのアトリエからインスピレーションの元となるものを持ち寄り、設置する様子を一般公開するなど、メンバーが関係性を構築しながら椿会の場をつくっていく過程も公開する。

 

関連企画
シセル・トラース × ミヤギフトシ オンライン対談 「距離と匂い」
2022年7月に対談を開催。公式ウェブサイトにて動画を公開。

展示設営の公開
2022年8月9日(火)、8月10日(水)11:00-19:00
8月11日(木)11:00-18:00
会場:資生堂ギャラリー
事前申込不要
※会場にアーティストが不在の場合あり

 


「第八次椿会 ツバキカイ 8 この新しい世界 2021 触発/Impetus」 2021年開催 会場風景(作品画像を含む写真すべて:加藤健)


「第八次椿会 ツバキカイ 8 この新しい世界 2021 触発/Impetus」 2021年開催 会場風景(作品画像を含む写真すべて:加藤健)

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