αMプロジェクト2020-2021『約束の凝集 vol.4 荒木悠』@ gallery αM


写真:Silvana Spada

 

αMプロジェクト2020-2021
約束の凝集 vol.4 荒木悠
2021年6月18日(金)- 9月22日(水)
gallery αM
https://gallery-alpham.com/
開廊時間:13:00-20:00
休廊日:日、月、祝
ゲストキュレーター:長谷川新(インディペンデントキュレーター)
※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染拡大防止対策として営業時間等の変更の可能性あり。最新情報は随時gallery αMのWebページやSNSで発信。

 

gallery αMでは、昨夏より曽根裕、永田康祐、黑田菜月と続いてきたゲストキュレーターの長谷川新が企画するαMプロジェクト2020-2021『約束の凝集』の第四弾として、荒木悠の個展を開催する。

荒木悠(1985年山形県生まれ)は、世界各地での滞在制作を通じて、文化の伝播や異文化の遭遇、その過程で生じる誤解や誤訳から生まれる可能性に関心を抱き、歴史上の出来事を空想とともに紡ぎ直した物語を映像インスタレーションを中心に展開している。近年の主な個展に『三泊五日』(板室温泉 大黒屋、栃木、2021)、『RUSH HOUR』(CAI02 、北海道、2019)、『ニッポンノミヤゲ』(資生堂ギャラリー、東京、2019)、『複製神殿』(横浜美術館アートギャラリー1/Café小倉山、神奈川、2016)があり、『Returning: Chapter 1』(シドニー・オペラハウス、2021)、『Connections― 海 を越える憧れ、日本とフランスの150年』(ポーラ美術館、神奈川、2020)、『The Island of the Colorblind』(アートソ ンジェ・センター、ソウル、2019)など、国内外の企画展で作品を発表している。また、ダニエル・ジャコビーと共作した映画『マウンテン・プレイン・マウンテン』(2018)は、第47回ロッテルダム国際映画祭でタイガー・アワードを受賞。第13回恵比寿映像祭「映像の気持ち」の上映部門に、映像作家の佐々木友輔とともにプログラマーを務める揺動PROJECTSでプログラマーとして参加、自身の作品も発表した。

個別のタイトルのない本展は、2009年頃の過去作から、未発表作、最新作にいたるまで、荒木が撮影した映像を中心に構成。近年、映画監督のようなポジションから、出演、撮影、録音、照明、小道具などを他者に委託したかたちで制作するかたちの多い荒木だが、新作のひとつでは撮影にも立ち会わず、編集をも手放し、一切を他者に委ねるかたちで作品の制作を試みている(撮影、編集を奥祐司、コーディネートを本展企画者の長谷川新が務めた)。

 


荒木悠《The Last Ball》2019年、映像インスタレーション、資生堂ギャラリーでの展示風景、撮影=加藤健


荒木悠《双殻綱》2019年、映像インスタレーション、ピンチューク・アートセンターでの展示風景

 

 


 


αMプロジェクト2020-2021『約束の凝集』
長谷川新「約束の凝集」

vol.1 曽根裕|石器時代最後の夜
2020年8月29日(土)- 11月14日(土)

vol.2 永田康祐|イート
2020年11月27日(金)- 2021年3月5日(金)(冬季休廊:2020年12月20日 – 2021年1月8日)

vol.3 黑田菜月|写真が始まる
2021年3月16日(火)- 6月5日(土)

vol.4 荒木悠
2021年6月18日(金)- 9月22日(水)(夏季休廊:8月1日 – 8月23日)

vol.5 高橋大輔
2021年10月2日(土)- 12月18日(土)

Copyrighted Image