『百年の編み手たち -流動する日本の近現代美術-』、『MOTコレクション ただいま / はじめまして』@ 東京都現代美術館


桂ゆき「抵抗」1952年

 

企画展 百年の編み手たち -流動する日本の近現代美術-
コレクション展 MOTコレクション ただいま / はじめまして
2019年3月29日(金)-6月16日(日)
東京都現代美術館
http://www.mot-art-museum.jp/
開館時間:10:00-18:00(3/29は20:00まで開館)展示室入場は閉館30分前まで
休館日:月(ただし、4/29、5/6は開館)、5/7
企画(企画展):関直子、藪前知子
企画(コレクション展):牟田行秀、西川美穂子、藤井亜紀、鎮西芳美

 

東京都現代美術館では、諸設備の改修と利便性の向上を目的としたおよそ3年間の休館を経て迎えるリニューアル・オープンを記念して、企画展『百年の編み手たち -流動する日本の近現代美術-』、コレクション展『MOTコレクション ただいま / はじめまして』を開催する。企画展示室とコレクション展示室の美術館全館を使い、同館コレクションを大規模に紹介する。

東京都現代美術館は、日本の戦後美術を中心に広く内外の現代美術を体系的に研究、収集、保存、展示するための機関として1995年に開館した。同館のコレクションは、開館時に大正時代より同時代美術を紹介してきた東京都美術館から移管したおよそ3000点と、現在に至るまでの間に収集してきた2400点あまりの作品を合わせた約5400点で構成される。

企画展『百年の編み手たち -流動する日本の近現代美術-』では、日本の近現代の創造を、新旧の多様な表現や技術を編集し、そして社会と創造的な関係を切り結んできた「編み手たち(作家)」による試みという側面から再考する。1910年代から現代までの百年にわたる日本の近現代美術の中に点在する重要な作品群および、図書室の創作版画誌や特別文庫など戦前からの貴重な資料を通じて、ハイブリッドな性格をもつ日本における創造のありようそのものを主題に、現在の創造にも繋がる先駆的な制作のあり方の数々を提示していく。また、時代とともに変化してきた、同館の位置する木場という地域をめぐる創造も紹介する。

一方、休館中に新たに収蔵した約400点の作品を中心に紹介する今年度のコレクション展の第一弾となる『MOTコレクション ただいま / はじめまして』では、主に2010年代に制作された作品を、およそ20作家によるゆるやかな個展形式で紹介する。また、宮島達男の代表作や、アンソニー・カロやリチャード・ディーコンなどの屋外彫刻も修復を終えた形で展示するほか、屋外彫刻としては、オノ・ヨーコの「クラウド・ピース」も初めて紹介される。

 

『百年の編み手たち -流動する日本の近現代美術-』出品作家
靉嘔、会田誠、靉光、秋山祐徳太子、朝倉摂、阿部展也、有島生馬、池田龍雄、石井柏亭、石田尚志、泉太郎、磯辺行久、伊藤存、梅津庸一、梅原龍三郎、漆原英子、瑛九、大岩オスカール、大竹伸朗、大野俶嵩、岡﨑乾二郎、岡本太郎、小倉遊亀、オノ・ヨーコ、オノサトトシノブ、恩地孝四郎、風間サチコ、桂ゆき、加藤泉、加藤太郎、金山明、金氏徹平、鹿子木孟郎、河原温、神原泰、岸田劉生、北川民次、北代省三、木村荘八、国吉康雄、小泉明郎、小林正人、河野通勢、駒井哲郎、斎藤義重、斎藤与里、篠原有司男、清水登之、白髪一雄、末永史尚、菅木志雄、杉全直、住谷磐根、清宮彬、多田美波、田中敦子、田中功起、田中千鶴子、千葉正也、椿貞雄、鶴岡政男、手塚愛子、寺田政明、東郷青児、堂本尚郎、冨井大裕、豊嶋康子、中澤弘光、中西夏之、中野淳、中原實、中村宏、名和晃平、野田哲也、浜田知明、深沢索一、福沢一郎、福島秀子、藤牧義夫、ホンマタカシ、前田藤四郎、牧野虎雄、松江泰治、松本竣介、三木富雄、三島喜美代、南川史門、宮脇愛子、村井正誠、村山知義、毛利悠子、元永定正、森千裕、森村泰昌、八木良太、柳瀬正夢、ヤノベケンジ、矢部友衛、山口勝弘、指差し作業員、横尾忠則、横堀角次郎、𠮷田博、吉原治良、Chim↑Pom、O JUN ほか

 

『MOTコレクション ただいま / はじめまして』出品作家
今井俊介、荻野僚介、奥村雄樹、オノ・ヨーコ、さかぎしよしおう、末永史尚、関根直子、五月女哲平、髙田安規子・政子、棚田康司、手塚愛子、寺内曜子、中園孔二、Nadegata Instant Party (中崎透+山城大督+野田智子)、文谷有佳里、南川史門、宮島達男、アンソニー・カロ、リチャード・ディーコン、サイモン・フジワラ、サレ・フセイン、ロイ・リキテンスタイン、マーク・マンダース、マルタ・パン、ソピアップ・ピッチ、アルナルド・ポモドーロ ほか

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