ニュー・ペインティングの時代 @ 高知県立美術館


ゲルハルト・リヒター「ステイション」(577-1)1985年 カンヴァスに油彩 ©️Gerhard Richter

開館25周年記念
ニュー・ペインティングの時代
2019年1月19日(土)-3月24日(日)
高知県立美術館
http://moak.jp/
開館時間:9:00-17:00 入場は閉館30分前まで
会期中無休

 

高知県立美術館では同館コレクションより、1980年代に世界的に台頭した絵画の動向として「新表現主義」とも称された「ニュー・ペインティング」の作品を一挙に展示し、同時代の表現の一端を体感する企画展『ニュー・ペインティングの時代』を開催する。

1980年代初頭にドイツやイタリア、イギリス、フランス、アメリカ合衆国など、各地でさまざまに呼称された「ニュー・ペインティング」は、具象絵画を中心に寓意を多用しながら、暴力、死、性、夢、歴史、神話などを大画面に描き出した。「ニュー・ペインティング」の作品には大型の作品が多く、同館ではこれまでにまとめて展示する機会が少なかったが、本展では、ジャン=ミシェル・バスキアの「フーイー」(1982)、ジュリアン・シュナーベルの「無題(ローラ)」(1987)、キース・ヘリングの「無題(K H. 200)」(1982)、ゲルハルト・リヒターの「ステイション(577-1)」(1985)などをまとめて出展する。

会期中には、名古屋ボストン美術館館長を務め、現在は愛知県立芸術大学客員教授を務める医師、俳人で美術批評家の馬場駿吉が見たアート・シーンを80年代を中心に語る記念講演会や、バスキアの没後30年記念製作として、サラ・ドライバーが監督を務めた『バスキア、10代最後のとき』(2017)の上映も行なう。

 

関連企画
記念講演会「具象絵画の新しい着地点を求めて-ニュー・ペインティングの作家たち」
講師:馬場駿吉(愛知県立芸術大学客員教授/美術批評家)
2019年2月9日(土)14:00-15:30
会場:高知県立美術館 1階講義室
定員:50名(先着順)※聴講無料、事前申込不要

関連映画上映会「バスキア、10代最後のとき」
2019年2月15日(金)
10:30-、13:30-、19:30-(開場は各回の30分前)
場所:高知県立美術館ホール
入場券:1,000円 ※展覧会半券持参で500円に割引

そのほか、担当学芸員によるギャラリー・トーク(3/10は手話通訳付き、3/17は英語通訳付き)や、無料託児サービス、期間限定で利用できる高知中央高等学校の高校生が読む音声ガイドなどの情報は公式ウェブサイトを参照。https://moak.jp/event/exhibitions/newpainting.html

 

 


 

シャガール・コレクション展
恋人たち
2018年11月13日(火)-2019年1月20日(日)

石元泰博・コレクション展
シカゴ建築
2018年11月27日(火)-2019年3月31日(日)
※2/4は展示替えのため閉室

平成30年度コレクション・テーマ展(3)
石元泰博写真展 建築家・磯崎新、内藤廣の仕事
2018年12月23日(日)-2019年2月23日(土)
※12/27から1/1まで冬期休館

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