日本初の公立美術館として誕生し、2026年に開館100周年を迎える東京都美術館では、すべての人に開かれた「創造と共生」の場の更なる実現に向け、新しい発想によるアートの作り手の支援を目的に毎年開催している「都美セレクション グループ展」における2026年の展覧会企画を募集している。
「都美セレクション グループ展 2026」では、2026年6月上旬から7月上旬の4週間程度(搬入出・展示・撤去作業の日程を含む)、東京都美術館のギャラリーA・B・Cのいずれかを使用した、同館の場所性やギャラリーの特性を活かしたグループ展の企画を募集する。応募資格は、出品作家3名以上(ユニットの場合は1名とみなす)を含むグループであること、出品作家全員がこれまでに展覧会(グループ展などを含む)を1回以上開催した経験があること、すべての構成員が18歳以上であること、東京都美術館とグループ構成員との間に連絡調整を担う代表者を立て、その代表者を中心に同館担当職員と円滑な連携のもと、グループ全体で責任を持って展覧会の準備から撤去までを遂行できることの4つの条件を満たすグループとなっている。
展示風景「スティル・エコー:境界の風景」東京都美術館 ギャラリーA、東京、2024年
書類による一次審査、審査委員へのプレゼンテーション、質疑応答による二次審査を経て、最終結果は2025年8月に二次審査対象者へ個別に通知するとともに、公式ウェブサイトで発表する。審査員を務めるのは、神山亮子(府中市美術館学芸係長)、光田由里(多摩美術大学教授)、中原淳行(東京都美術館学芸担当課長)の3名。応募締切は2025年5月9日(当日消印有効)。募集書類一式のダウンロードや応募に関するよくある質問と回答、その他詳細は公式ウェブサイトを参照。
なお、「都美セレクション グループ展 2025」は、ケカラハによる「褻(ケ)に触れていく」(ギャラリーA)、ビッグ・ネイチャー・ペインティングスによる「感性が自然に擬態する」(ギャラリーB)、パブリック・ファミリー展実行委員会による「パブリック・ファミリー」(ギャラリーC)の3つのグループ展で、2025年6月10日から7月2日まで開催される。
開館100周年記念「都美セレクション グループ展 2026」の企画を公募します
https://www.tobikan.jp/information/20250220_1.html
都美セレクション グループ展 2025
2025年6月10日(火)-7月2日(水)
東京都美術館
https://www.tobikan.jp/
開室時間:9:30-17:30 入室は閉室30分前まで
休室日:6/16
「褻(ケ)に触れていく」
東京都美術館 ギャラリーA
グループ名:ケカラハ
「感性が自然に擬態する」
東京都美術館 ギャラリーB
グループ名:ビッグ・ネイチャー・ペインティングス
「パブリック・ファミリー」
東京都美術館 ギャラリーC
グループ名:パブリック・ファミリー展実行委員会
https://www.tobikan.jp/exhibition/2025_groupshow.html