東京都美術館では、新しい発想によるアートの作り手の支援を目的に毎年開催している「都美セレクション グループ展」における2024年の展覧会企画を募集している。
「都美セレクション グループ展 2024」では、2024年6月上旬から7月上旬の4週間程度（搬入出・展示・撤去作業の日程を含む）、東京都美術館のギャラリーA・B・Cのいずれかを使用した、同館の場所性やギャラリーの特性を活かしたグループ展の企画を募集する。応募資格は、出品作家３名以上（ユニットの場合は１名とみなす）を含むグループであること、出品作家全員がこれまでに展覧会（グループ展などを含む）を１回以上開催した経験があること、すべての構成員が18歳以上であること、東京都美術館とグループ構成員との間に連絡調整を担う代表者を立て、その代表者を中心に同館担当職員と円滑な連携のもと、グループ全体で責任を持って展覧会の準備から撤去までを遂行できることの４つの条件を満たすグループとなっている。
都美セレクション グループ展 2021「体感A4展」会場風景 撮影：山中慎太郎（Qsyum!）
書類による一次審査、審査委員へのプレゼンテーション、質疑応答による二次審査を経て、最終結果は2023年8月に二次審査対象者へ個別に通知するとともに、公式ウェブサイトで発表する。審査員を務めるのは、野地耕一郎（泉屋博古館東京館長）、光田由里（多摩美術大学教授）、山村仁志（東京都美術館学芸担当課長）の３名。応募締切は2023年5月12日（当日消印有効）。募集書類一式のダウンロードや応募に関するよくある質問と回答、その他詳細は公式ウェブサイトを参照。
なお、「都美セレクション グループ展 2023」は、浮遊する作家たちによる『イメージの痕跡—記憶とリアリティのあわい』（ギャラリーA）、自己と他舎による『海のない波』（ギャラリーB）、糸会による『絵の辻』（ギャラリーC）の３つのグループ展が2023年6月10日から7月2日まで開催される。
「都美セレクション グループ展 2024」の企画を公募します：https://www.tobikan.jp/information/20230119_1.html
都美セレクション グループ展 2023
2023年6月10日（土）- 7月2日（日）
東京都美術館
https://www.tobikan.jp/
開室時間：9:30-17:30 入室は閉室30分前まで
休室日：6/19
『イメージの痕跡—記憶とリアリティのあわい』
東京都美術館 ギャラリーA
グループ名：浮遊する作家たち
『海のない波』
東京都美術館 ギャラリーB
グループ名：自己と他舎
『絵の辻』
東京都美術館 ギャラリーC
グループ名：糸会