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ミニマル/コンセプチュアルを解きほぐすために

昨年から今年にかけて国内3館を巡回した、現代美術の源流ともいうべき戦後欧米の主要な美術動向を振り返る展覧会。企画の中心に据えられたフィッシャー画廊で展開されたさまざまな試みを、岡添瑠子が作品と資料の往還から辿っていく。

アートの有用性と教育の遊戯性

YCAMキュレーターのバルトロメウスが立ち上げた、アートを通した学びの可能性と地域における役割を問い直す長期プロジェクト。その一環として企画されたジャカルタを拠点にするコレクティブ、セラムの『クリクラボー移動する教室』の諸実践を、崔敬華(東京都現代美術館学芸員)が自身の参加体験を踏まえて紹介する。

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フーガの技法|百瀬文+イム・フンスン《交換日記》を見る

シアター・イメージフォーラムとソウル・アート・シネマの共同企画による百瀬文とイム・フンスンのコラボレーション作品《交換日記》の緊急上映が9月28日から再開。ふたりが2015年から交わしてきた《交換日記》を美術批評家の林卓行が論じる。

対岸の火事:日本において表現の自由が晒されている脅威

あいちトリエンナーレ2019における「表現の不自由展・その後」の閉鎖が示すのは、日本において、アートおよび言論の自由が紛れもなく危機に瀕しているということだ。アンドリュー・マークルが事態への応答を呼びかける。

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高山明/Port B『ワーグナー・プロジェクト』とはなんだったのか: 二重化され、生成される「振る舞い」と「状況」の演劇

Photo: Naoya Hatakeyama   高山明/Port B 『ワーグナー・プロジェクト』とはなんだったのか: 二重化され、生成される「振る舞い」と「状況」の演劇 文 / 相馬千秋   演劇とは何か。ハンス=ティース・レーマンは論考「ポストドラマ演View More >

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ドクメンタ14(カッセル)

ドクメンタ14(カッセル) 文 / 大舘奈津子   フリデリチアヌム美術館   会期も終わりに近づいた8月末、ようやくドクメンタ14を観ることができた。ちょうどフランコ・“ビフォ”・ベラルディによるパフォーマンス「浜辺のアウシュビッツ」の上演が予定されていたにView More >

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