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ミヒャエル・ボレマンス

「静かな謎」の世界 取材・文:内田伸一 ポートレート:永禮賢 静けさを作る、という行為があるとすれば、ボレマンスの絵画はまさにそのお手本のようでもある。冷徹なまでの繊細さと、美しい暗色とを基調に描かれる人々の姿。個人的な儀式に勤しむようでもあり、日々の暮らしのある瞬間に魔法をかけView More >

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アートの支援者たち:ドイツ銀行

Art Works! 世界最大の企業アートコレクション 5万点を超える作品を収集し、しかも死蔵するのではなくオフィスに飾る! 世界最大のアート支援企業の方針は明快だ。自国から海外オフィスへ、さらには展覧会やアートフェアまで。積極的にフィールドを拡大する巨大企業のゴールはどこか? View More >

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ロニ・ホーン

「This is Me, This is You」に寄せて 取材・文:松浦直美 インスタレーションは、作家が約2年に渡って撮影した少女のポートレートから成る。オートフォーカスのカメラで1度に2枚ずつを撮り、姪のアイデンティティの幅を表現することを念頭に構成した。向かい合うふたつのView More >

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アートの支援者たち:Cartier

創造的空間への招待状 1847年の創業以来、時代に先駆けたモダンなジュエリーを生み出してきたフランスのジュエラー、カルティエ。企業メセナの一環として設立されたカルティエ現代美術財団も、その革新的な芸術支援活動が国際的な評価を得ている。 取材・文:編集部 カルティエインターナショナView More >

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ヴォルフガング・ティルマンス

「今」という時間を写し出す 取材・文:飯田志保子 ポートレート:永禮賢 春の雨が降る夜、個展会場で、目を輝かせたたくさんの観客に囲まれている彼がいた。4年前の来日時と変わらないチャーミングな笑顔で、ひとりひとりのサインに応じる。ふたつある展示室のうち、「3次元的な」新作4点で構成View More >

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アルフレッド・ジャー

美と倫理の均衡 取材・文:松浦直美 画像が氾濫する現代社会において、見世物的に使われるそれらに懐疑心を抱き続けてきた。ある現場の一瞬の断片として切り取られる画像。その向こうで、本当は何が起こっているのかを確かめることから、ニューヨーク在住のチリ人アーティスト、アルフレッド・ジャーView More >

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田尾創樹

ゲームの傍観者としての創作 取材・文:柳下朋子 ポートレート:井上嘉和 田尾創樹は、架空のエンタテインメント系プロダクション「おかめぷろ」の代表兼所属アーティストとして作品を発表している。「オカメハチモク」というバンドを組んだのがその起源で、現在は、実在のふたりの「社員」のほか、View More >

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宮永愛子

時間と記憶を刻み込んだ「一期一会」アート 取材・文:小崎哲哉 ポートレート:石川奈都子 白く、儚(はかな)く、日ならずして消えてゆく作品が多い。例えばナフタリンを用いたオブジェ。開幕日には完全な姿を見せていた半透明のドレスや靴や眼鏡は、展覧会が終わるころには原形を留めず、朽ちてしView More >

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