「見ないほうがよくみえる」を開催します

他者との対話を通じて、美術作品を深く鑑賞するワークショップ「見ないほうがよくみえる」を11月12日に山口県立美術館にて開催することになりました。


このワークショップでは、山口県立美術館に所蔵されている中世の画家・雪舟の作品を題材に、展示室とオンラインの参加者が協力しながら、「ブラインドトーク」と呼ばれる簡単な鑑賞体験をおこないます。ブラインドトークとは、目隠しをしたひとと、作品を見るひとの2人1組のペアをつくり、作品を見るひとが作品を鑑賞しながら、目隠しをしたひとに作品のことを言葉で伝えるというものです。つまり、作品を前に作品を見るひとと見ないひとが共存する「特殊な状況」をあえて生み出すのです。

その後、目隠しをしていたひとが、目隠しを外し実際の作品を鑑賞。ペアの相手から伝えられた情報を踏まえて作品についての感想を述べていくことで、作品への新しい解釈が参加者から生み出されます。こうしたさまざまな解釈を手がかりに、雪舟作品の知られざる魅力に迫っていきます。

参加費は無料(要申込)。定員が各会場ごとに10名までとなっていますので、お早めにお申し込みください。お申込方法は下記のリンク先をご参照ください。

https://www.ycam.jp/events/2021/invent-your-way-to-watching/

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