香川県生まれの画家 杉本羽衣(すぎもとうい)は、両親が共に美術家であることから、幼いころより、自然と描くことに慣れ親しんできました。高校時代に始めた黒ペンによる絵日記はペンの線質を変化させることなく、安定したリズムで現在も描かれ続けています。
2011年に多摩美術大学大学院を修了した杉本は、その後2年間のドイツ留学を経て、本格的に画家の道を歩み始めます。非現実的でありながらもどこか愛らしい抽象的な作風は、彼女がこだわる線質によるもので、杉本の特徴をよく表しています。
2019年、2020年と杉本に大きな転機が訪れます。息子の誕生、そして、作家としても一人の人間としても女性としても尊敬していた母の突然の死。これからどう生きるべきかと杉本の模索の日々が続きます。
本展では、2022年に娘も生まれ子育てに奮闘する杉本が、作家として母として、そして一人の人間として、自分らしくあろうとしつつ制作した新作を含む約20点の作品を紹介します。
【関連イベント】
アーティストレクチャー ※内容については、変更になる場合があります。
内 容:出品作家が担当学芸員と作品解説をおこないます。
開催日:3月20日(水・祝)
講 師:杉本羽衣(出品作家)
時 間:14:00~ 30分程度
場 所:塩江美術館 企画展示室内
対 象:一般
参加料:展覧会観覧券が必要
展覧会基本情報
会期:
2024年2月14日(水)~2024年3月31日(日)
会場:
高松市塩江美術館 企画展示室
休館日:
月曜日
開館時間:
午前9時~午後5時(入室は午後4時30分まで)
主催:
高松市塩江美術館
観覧料:
【一 般】300円(団体240円) ※常設展観覧料含む
【大学生】150円(団体 120円)
※高校生以下及び65歳以上の方、身体障害者手帳等お持ちの方は入場無料
※高松市キャンパスメンバーズの学生は、学生証の提示で入場無料
※8月6日(土)は美術館の日により観覧料無料!
お問い合わせ先
高松市塩江美術館(ホームページはこちら)
電話:087-893-1800