どこかで?ゲンビ 平野薫「傘」 @ヱビデンギャラリー

(参考)平野薫《untitled -rain Hiroshima-》2018

平和大通り沿いのショーウィンドウで、広島を拠点に活動する若手作家を紹介

美術館が改修工事にともなう休館のあいだ、平和大通り沿いのヱビデンギャラリーで広島を拠点に活動する若手作家の作品展示をおこないます。第3弾で紹介するのは、古着の衣服や傘などを糸の一本一本にまで解き、結び直して再構成する繊細なインスタレーションを手がける平野薫。糸という素材に還元されることで可視化された時間は、作家が作業に費やした時間を示すだけでなく、人の記憶や衣服に染みついた歴史をも浮かび上がらせます。今回の展示では、広島の駅やまちのなかで、忘れ物として保管されていた傘を譲り受け、それらを解いたインスタレーションを展示します。

 

平野薫(ひらの・かおる)
1975年長崎県生まれ、2003年広島市立大学大学院芸術学研究科博士後期課程を修了。古着の衣服や傘などを糸の一本一本にまで解き、結び直して再構成する繊細なインスタレーションを手がけている。主な個展に「記憶と歴史」(ポーラ美術館[神奈川]、2018)、「コイノボリ サカノボリ」(mm project[広島]、2017)、「Re-Dress」(SCAI THE BATHHOUSE[東京]、2012)など。主なグループ展に「交わるいと」(広島市現代美術館、2017)、「Textile ErinnerungenーRemembering Textiles」(tim| Staatliches Textil-und Industriemuseum Augsburg[アウグスブルグ、ドイツ]、2016)、「服の記憶」(アーツ前橋[群馬]、2014)など。

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どこかで?ゲンビ 平野薫「傘」
会期|2022年4月29日(金・祝)~9月25日(日)
会場|ヱビデンギャラリー(広島市中区中町8-8
※会期中無休、観覧無料
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改修工事中につき、ただいま休館中(リニューアルオープンは2023年3月予定)
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