いずれも渡米先で画家として成長し、しかし戦争をはさんで対照的な後半生を歩んだ二人。「国吉康雄と清水登之 ふたつの道」展を機に、彼らの画業を再考する。
連載
田中功起 質問する 15-6:藤田直哉さんから3
第15回(ゲスト:藤田直哉)― 展覧会の「公共性」はどこにあるのか 批評家の藤田さんとの往復書簡。藤田さんからの最後の手紙は、アレントによる『人間の条件』を参照しながら、芸術にとっての「公共」の意味を考えます。
田中功起 質問する 15-5:藤田直哉さんへ3
第15回(ゲスト:藤田直哉)― 展覧会の「公共性」はどこにあるのか 批評家の藤田さんとの往復書簡。田中さんからの最後の手紙は、これまでの議論やビショップの公共空間論をふまえつつ「時間性」の2つの相の往復を考えます。

【特別連載】杉田敦 ナノソート2017 no.7「不機嫌なバー、あるいは、政治的なものに抗するための政治」
パリ、ヴィラ・ワシリエフの「no hospitality, but bar」 不機嫌なバー、あるいは、政治的なものに抗するための政治 文 / 杉田敦 国際展を巡ることがヨーロッパ滞在の主な目的のひとつではあったが、もうひとつ心がけていたことがあった。展View More >

艾未未(アイ・ウェイウェイ)のニューヨーク:デュシャン+ウィトゲンシュタイン+ギンズバーグ
艾未未「Self-portrait」1987年 艾未未(アイ・ウェイウェイ)のニューヨーク:デュシャン+ウィトゲンシュタイン+ギンズバーグ*1 文 / 牧陽一 艾未未は1976年、新疆ウィグル自治区石河子から北京へと戻る(と言っても北京の記憶があるわけView More >
椹木野衣 美術と時評 75:岡本太郎「生命の樹」の上昇・下降
連載目次 修復された岡本太郎「生命の樹」 写真提供:岡本太郎記念現代芸術振興財団 取材協力:大阪府日本万国博覧会記念公園事務所(以降「太陽の塔」内部写真すべて) 岡本太郎「太陽の塔」内部の一般公開が、今年の3月19日から始まった。さいわい私は4月7日に関係者と視察をView More >

艾未未のことば18:ドキュメンタリー「花臉巴兒」に関する対話
ドキュメンタリー「花臉巴兒」(四川汶川大地震公民調査)に関する対話 翻訳 / 牧陽一 香港陽光華語衛視china SUN TVのインタヴュー(2010年6月11日)より 艾未未工作室:花脸巴儿 via aiweiweidocumentary 香港陽光華View More >

田中功起 質問する 15-4:藤田直哉さんから2
第15回(ゲスト:藤田直哉)― 展覧会の「公共性」はどこにあるのか 批評家の藤田さんとの往復書簡。藤田さんの2通目は、ここで改めて「公共性」なる語の定義を整理することで、田中さんからの問いと自身の変化について考察します。 往復書簡 田中功起 目次 件名:美術に公共性View More >

田中功起 質問する 15-3:藤田直哉さんへ2
第15回(ゲスト:藤田直哉)― 展覧会の「公共性」はどこにあるのか 批評家の藤田さんとの往復書簡。田中さんの2通目は、彼が探る「新しい公共」像に踏み込むべく、「ワーグナー・プロジェクト」と、ある対照的なイベントを挙げて論じます。 往復書簡 田中功起 目次 件名:そのView More >

椹木野衣 美術と時評 74:再説・「爆心地」の芸術(37)帰還困難区域の変容と「Don’t Follow the Wind」
連載目次 2016年に完成した、廃炉作業に従事する社員のための東京電力単身寮 (福島県 居住制限区域、2018年2月) 撮影:筆者(以降、特に記載がないものはすべて) 東日本大震災からちょうど4年の2015年3月15日に福島県の帰還困難区域内でスタートした(けれどもオープンはしてView More >