αMプロジェクト2025‒2026


デザイン:吉村麻紀

 

gallery αMは、2025、2026年度のαMプロジェクトのゲストキュレーターに芦屋市立美術博物館の大槻晃実を迎えて、「立ち止まり振り返る、そして前を向く」をテーマに8つの展覧会を開催する。

これまでαMプロジェクトでは「ジャンルを問わず質の高い表現と可能性を有するアーティストに作品発表の機会を提供すること」、「社会に斬新な価値を発信できるキュレーターに展示企画の場を提供すること」のふたつをコンセプトに、武蔵野美術大学の教員により構成される運営委員会が選定したゲストキュレーターが、1〜2年の任期で年間5~7回程度の展覧会を企画してきた。

今年のゲストキュレーターに抜擢された大槻晃実(兵庫県生まれ)は、近現代美術を専門とし、尼崎市教育委員会学芸員を経て、2011年より芦屋市立美術博物館の学芸員として勤務。これまで同館にて企画した主な展覧会に「今井祝雄―長い未来をひきつれて」(2024)、 「art resonance vol. 01 時代の解凍」(2023)、「限らない世界/村上三郎」(2021)、「植松奎二 みえないものへ、触れる 方法―直観」(2021)、「芦屋の時間 大コレクション展」(2020)、「美術と音楽の9日間 rooms」(2020)、「art trip vol.03 in number, new world / 四海の数」(2019)、「小杉武久 音楽のピクニック」(2017)などがある。

αMプロジェクト2025‒2026において、大槻は「立ち止まり振り返る、そして前を向く」をテーマに、IDEAL COPY(vol.1)、河口龍夫、今井祝雄、植松奎二(vol.2)、百瀬文(vol.3)、髙橋耕平(vol.4)、飯川雄大(vol.5)、中野祐介/パラモデル(vol.6)、柳瀬安里(vol.7)、林勇気(vol.8)の展覧会を企画。公立美術館で学芸員として、そして同時に指定管理者が運営する美術館の会社員でもあるという立場で働いてきた大槻が「30年以上にわたって時代の先端を敏感に察知して活動を続けてきた」αMという場所に向き合い、「過去と現在を往来しつつ、作品との対話の中から鑑賞者が自ら問いを立てて答えを探るような、そしてそれを皆で共有できるような場」を目指す。

 


 

αMプロジェクト2025‒2026 立ち止まり振り返る、そして前を向く(ゲストキュレーター:大槻晃実)
vol.1|IDEAL COPY
2025年4月12日(土)-6月14日(土)
vol.2|河口龍夫、今井祝雄、植松奎二
2025年7月19日(土)-9月20日(土)※夏季休廊:8/10-8/25
vol.3|百瀬文
2025年10月4日(土)-11月29日(土)
vol.4|髙橋耕平
2025年12月13日(土)-2026年2月21日(土)※冬季休廊:12/21-1/5
vol.5|飯川雄大
2026年4月11日(土)-6月13日(土)
vol.6|中野祐介/パラモデル
2026年6月27日(土)-9月5日(土)※夏季休廊:8/9-8/24
vol.7|柳瀬安里
2026年9月19日(土)-11月21日(土)
vol.8|林勇気
2026年12月5日(土)-2027年2月20日(土)※冬季休廊:12/20-1/11

 

Copyrighted Image