Danae (2016) © Kei Takemura / Courtesy of Taka Ishii Gallery, Tokyo
竹村京『なんか空から降ってくるよ』
2016年7月30日(土)-9月3日(土)
タカ・イシイギャラリー 東京
http://www.takaishiigallery.com/
開廊時間:11:00-19:00
休廊日:日、月、祝、夏季休廊(8/7-8/15)
※オープニング・レセプション:7月30日(土)18:00-20:00
タカ・イシイギャラリーでは、写真やドローイングに刺繍を施した布を中心としたインスタレーションで知られる竹村京の個展『なんか空から降ってくるよ』を開催する。
竹村京は1975年東京都生まれ。2002年に東京藝術大学美術研究科を修了。同年、ベルリンに渡り、2015年まで同地を拠点に活動を続け、昨年帰国。これまでに東京やベルリンを中心に個展を開催。第15回シドニー・ビエンナーレ(2006)や『アーティスト・ファイル2008』(国立新美術館)、『Stitch by Stitch 針と糸で描くわたし』(東京都庭園美術館、2009)などに参加。2005年には作品集『Takemura Kei in Berlin 2000-2005』を出版している。
タカ・イシイギャラリーでは4年ぶりの個展となる本展では、竹村自身、初の試みとなる写真の印画紙を用いた作品を含む最新作から、およそ20点の作品を発表する。本展で発表されるのは、2011年3月11日に発生した東日本大震災とそれに続く原子力発電所の事故後に、竹村が青いと思っていた空や、色がないものと感じていた空気など、自身を取り巻く環境が一変したように感じた体験をきっかけに着想へと至った作品群である。それらは、日常のなかで出会った一コマをベースにしながらも、竹村の感覚を通じて新たな姿を与えられ、ありえたかもしれない現実を表象している。
Something falling from the sky in T. city 2 (2016) © Kei Takemura / Courtesy of Taka Ishii Gallery, Tokyo