イライアス・ハンセン『An open door to an empty room』@ TAKE NINAGAWA


An open door to an empty room. (2016) © Elias Hansen, Courtesy of Take Ninagawa, Tokyo Photo by: Kei Okano

イライアス・ハンセン『An open door to an empty room』
2016年3月19日(土)-4月30日(土)
TAKE NINAGAWA
http://www.takeninagawa.com/
開廊時間:11:00-19:00
休廊日:日、月、祝
※レセプション:3月19日(土)18:00-20:00

TAKE NINAGAWAでは、ヨコハマトリエンナーレ2014で発表した、さまざまな色彩のガラスのオブジェやファウンド・オブジェを組み合わせたインスタレーションが記憶に新しい、イライアス・ハンセンの日本初個展『An open door to an empty room』を開催する。

イライアス・ハンセンは1979年ワシントン州タコマ生まれ。現在はアップステート・ニューヨークのアンクラム在住。ガラスのオブジェやファウンド・オブジェなど、異素材を組み合わせたインスタレーションは、実験室や一昔前の薬局を連想させつつも、機能性や商品展示の因習から逸脱し、謎めいた物語の断片を提示している。これまでに、シアトル現代美術センター(2013)や、ニューヨークのMaccarone、ロンドンのJanathan Vinerなどで個展を開催。ヨコハマトリエンナーレ2014、ローマのフォンダツィオーネ・ジュリアーニ、オスロのOSLコンテンポラリーなどの企画展に出品。また、シアトル美術館での二人展をはじめ、しばしば、兄弟のオスカー・トゥアゾンとの共同制作も行なっている。

本展では、実験器具のようなフラスコ型の手製のガラスが、鉄製の柱から分かれる「枝」にインストールされたシャンデリアの作品。色鮮やかな蛍光灯の光がガラスを照らし、光の反射とガラスを通してみる空間の歪みによってギャラリー空間を変容する。

ART iT Archive
インタビュー イライアス・ハンセン「硝子を通して見るということ」(2014年12月掲載)

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