ジョーン・ジョナス『それは風のように私の耳にまっすぐ吹きつけた』@ 現代美術センターCCA北九州

ジョーン・ジョナス『それは風のように私の耳にまっすぐ吹きつけた』
2014年2月3日(月)-3月15日(土)
現代美術センターCCA北九州
http://www.cca-kitakyushu.org/
開館時間:10:00-17:00
休館日:日、祝
※レセプション:2月1日(土)17:00-19:00

CCA北九州プロジェクト・ギャラリーでは、ドローイングや映像を組み合わせたパフォーマンスの先駆者的存在として知られるジョーン・ジョナスの個展『それは風のように私の耳にまっすぐ吹きつけた』を開催する。同プロジェクト・ギャラリーでは2010年、2011年、2013年に続く、ジョナスの新作発表の機会となる。

ジョナスは1936年ニューヨーク生まれ。60年代から70年代にかけてリチャード・セラやロバート・スミッソンらと共に実験的な活動を行なう。広範囲にわたるイメージの源泉から、さまざまな表現手段を用いて、独自の視覚言語を織り上げている。2012年を含む過去6度のドクメンタへの参加をはじめ、数多くの個展、企画展、国際展に参加。昨年は日本国内でも同プロジェクト・ギャラリーのほか、ワコウ・ワークス・オブ・アートでも個展を開催している。また、BMWテート・ライブやパフォーマ13BMWテート・ライブやパフォーマ13といった近年注目されるパフォーマンス・イベントにも精力的に参加している。

本展では、凧に焦点を当て、物の存在感やささやき、はっとするような暗示、避難所の軒の風の音、絵を完成させるための風の見えない力、そういったものをめぐる劇の舞台装置として、紙と竹でできた手作りの日本の凧を使用したインスタレーションを発表する予定。現在ジョナスはCCAリサーチ・プログラムの教授として2月3日までCCA北九州に滞在。

凧:時代を超えた用途
凧は鳥のように空を舞い、距離の測定や信号として、火を掲げるために、悪魔払いのために、情報伝達のために使われます。子どもを、そして大人を運ぶために、メッセージを伝えるため、心理戦を仕掛けるためにも、温度計を高く揚げたり、電気を集め、荷台を引いたり、風速を測るためにも使われます。魚雷を運び、敵地への伝令のため、カメラを高く掲げるために、地震の影響を記録するために用いられ、飛行機の模型として、動く標的として、そして凧合戦のために、そして楽しみや子供の遊びのために空に舞い上がるのです。
(プレスリリースより抜粋)

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