トーマス・ルフ『ma.r.s. and negatives』@ ギャラリー小柳


Thomas Ruff RGB_ma.r.s. 03 2014 © Thomas Ruff / Courtesy of Gallery Koyanagi

トーマス・ルフ『ma.r.s. and negatives』
2014年10月4日(土)−11月15日(土)
ギャラリー小柳
http://www.gallerykoyanagi.com/
開廊時間:11:00-19:00
休廊日:日、月、祝
※オープニング・レセプション:10月4日(土)18:00-20:00

トーマス・ルフ『photograms』
2014年10月4日(土)−11月15日(土)
TOLOT/heuristic SHINONOME
http://www.heuristic.com/tolot/
開廊時間:11:00-19:00
休廊日:日、月、祝
※オープニング・レセプション:10月4日(土)17:00-19:00

1990年代以降の写真に多大な影響を残したドイツ現代写真を代表する写真家トーマス・ルフは、ギャラリー小柳にて個展『ma.r.s. and negatives』、TOLOT/heuristic SHINONOMEのギャラリースペースで同ギャラリーが企画する個展『photograms』を同時開催する。

トーマス・ルフは1958年ツェル・アム・ハルマースバッハ(ドイツ)生まれ。77年から85年までデュッセルドルフ芸術アカデミーに在籍し、ベルント・ベッヒャーに師事する。80年前後に発表したカラーのポートレイト作品で注目を浴びると、ドキュメンタリー写真を模した手法からデジタル技術以降の写真まで、写真という概念を問い直す作品の発表を続けている。

ギャラリー小柳では、NASAの火星探査機が高解像度カメラで撮影した画像をもとにした「ma.r.s.」シリーズ(作品名は「Mars Reconnaissance Survey」の頭文字)の新作と、通常は素材となるネガの役割を最終的な作品形態として捉えたビンテージ写真のネガフィルムを用いた「negatives」を展示する。

一方、TOLOT/heuristic SHINONOMEでは、20世紀初頭にクリスチャン・シャートやマン・レイ、モホイ=ナジ・ラースローらによって取り入れられた、感光紙の上に物体を配置して画像を得る「フォトグラム」をデジタル技術を取り入れて発展させた「photograms」を発表する。


Thomas Ruff r.phg.11_I 2014 © Thomas Ruff / Courtesy of Gallery Koyanagi

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