小林耕平『あなたの口は掃除機であり、ノズルを手で持つことで並べ替え、電源に接続し、吸い込むことで語る。』


「タ・イ・ム・マ・シ・ン」2012年 © Kohei Kobayashi

小林耕平『あなたの口は掃除機であり、ノズルを手で持つことで並べ替え、電源に接続し、吸い込むことで語る。』
2012年11月17日(土)–12月15日(土)
山本現代
http://yamamotogendai.org/
開廊日時:火–土 11:00-19:00

山本現代では、90年代後半より映像による制作を続け、その表現を展開させてきた小林耕平の個展『あなたの口は掃除機であり、ノズルを手で持つことで並べ替え、電源に接続し、吸い込むことで語る。』を開催する。
小林は90年代後半に低解像度の監視カメラを用いたモノクロ映像で注目され、2000年代後半には小林自身がありふれた行為を淡々と続ける様子を撮影した作品へとその映像表現を展開している。これまでに六本木クロッシング(2007, 森美術館)や『ヴィデオを待ちながら—映像、60年代から今日へ』(2010, 東京国立近代美術館)、今年はモスクワ市近代美術館で開催された『Double Vision: Contemporary Art from Japan』に参加している。また、今年9月に東京国立近代美術館で行なわれた『14の夕べ』では、これまでの制作プロセスをパフォーマンスという形式で発表した。
本展は、上述した国立近代美術館でのパフォーマンス時に制作したオブジェクトと映像作品「タ・イ・ム・マ・シ・ン」、文学・パフォーマンス研究者の伊藤亜紗によるテキスト「殺・人・兵・器」をもとにした新作映像作品、「2-9-1」の続編で構成される。
なお、会期中には公開パフォーマンスを予定している。

デモンストレーション
2012年11月22日(木)19:30-21:00
構成:小林耕平
テキスト:伊藤亜紗
デモンストレーター:小林耕平、山形育弘

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