フィオナ・タン『Recent Works』@ ワコウ・ワークス・オブ・アート


Video still from Ghost Dwellings III (2013–2014) Courtesy of WAKO WORKS OF ART

フィオナ・タン『Recent Works』
2016年7月23日(土)-9月21日(水)
ワコウ・ワークス・オブ・アート
http://www.wako-art.jp/
開廊時間:11:00-19:00
休廊日:日、月、祝、夏期休廊(8/14-8/22)

ワコウ・ワークス・オブ・アートでは、IZU PHOTO MUSEUMでの個展開催に合わせて、映像メディアを中心に、記憶、時間、言葉や物語の関係性を探求する作品で知られるフィオナ・タンの個展『Recent Works』を開催する。

フィオナ・タンは1966年インドネシア・ブカンバル生まれ。中国系インドネシア人の父親とスコットランド系オーストラリア人の母親のもと、幼少期をオーストラリアで過ごした後、88年にオランダへ移り住む。このような背景から初期作品はアイデンティティをめぐる問題を扱うものとして、グローバル化やポストコロニアリズムの文脈で解釈されることが多いが、既存の写真や映像を使用した作品や細部まで演出された映像作品やインスタレーションは、記憶とイメージをめぐる詩的な実践として一貫している。国際的な評価も高く、数多くの国際展や美術館で作品を発表してきた。初めての長編映画にも取り組み、『History’s Future』(2016)はロッテルダム国際映画祭のタイガー・アワードなどにノミネートされた。

ART iT Archive
インタビュー フィオナ・タン「鏡の間」(2013年10月)

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