パウル・クレー「セイレーンの卵」(1939). 写真提供:財団法人セゾン現代美術館
現代美術の楽園
4月14日(土)–7月1日(日)
セゾン現代美術館
http://www.smma.or.jp
開館日時:金–水、祝 10:00-18:00(入館は閉館30分前まで)
セゾン現代美術館では、春のコレクション展『現代美術の楽園』を開催する。
“苦しみのない生活を送ることができる場所”をあらわす“楽園”という言葉は、歴史のなかで牧歌的、田園的といったニュアンスに加え、建設的なユートピア(理想郷)という意味を含むようになり、今日では、もはや願望することさえ失われつつある場所になってしまっているかもしれない。
本展では、横尾忠則の版画「聖シャンバラ」(1974、10点組)をさまざまな“楽園”の境界として配置し、ワシリー・カンディンスキーの「分割—統一」(1934)、イブ・クラインの「海綿レリーフ(RE50)」(1958)、ルーチョ・フォンタナの「空間概念」(1962)、パウル・クレーの「セイレーンの卵」(1939)などが出品される予定。