田島美加『Human Synth』@ TARO NASU


Mika Tajima Furniture Art (Naoshima) (2015) © Mika Tajima courtesy of TARO NASU

田島美加『Human Synth』
2015年10月23日(金)-11月21日(土)
TARO NASU
http://www.taronasugallery.com/
開廊時間:10:00-18:00
休廊日:日、月、祝
※レセプション:10月23日(金)17:00-19:00

TARO NASUでは、モダニズムの思想に対する考察をさまざまな形で具現化した彫刻やパフォーマンスで知られるニューヨーク在住のアーティスト、田島美加の日本初個展『Human Synth』を開催する。

田島美加は1975年ロサンゼルス生まれ。田島は彫刻、建築、音楽、パフォーマンスなど多様な要素を組み合わせて、生活環境や人々の思考に浸透するモダニズム建築への考察を通じて、人間と人工物との関係性を探っている。2000年頃より作品の発表を重ね、近年はマイアミのバス美術館、シアトル美術館、アスペン美術館などでの個展をはじめ、数多くの企画展に参加。2013年には『六本木クロッシング2013 : アウト・オブ・ダウト』に参加し、ル・コルビュジエの作品と自身の作品を組み合わせたインスタレーションなどを発表した。昨年のアートバーゼル香港ではBMW賞を受賞。個人での活動のほか、2003年に設立したコラボレーショングループ「ニュー・ヒューマンズ」での活動も精力的に行っている。

モダニズムの根本にある思想を体現したような「インテリア」は田島の作品において、繰り返し言及されており、本展もまた、その視点を踏まえた照明型の立体作品やオフィス環境から着想を得た絵画「Furniture Art」シリーズ、さらに、繊維工場で発生する機械作業音をデジタルデータに変換し、そのデータをパターン化してジャガード織へと変容させた「Negative Entropy」シリーズなどを展示する。

ミカ・タジマ インタビュー
美化を通した疎外、疎外の後の関わり合い」(2010年10月初出)


Mika Tajima Negative Entropy (Toyota Airjet, Magenta quad) (2014) © Mika Tajima courtesy of TARO NASU

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