ジョナサン・モンク『The Reader』@ TARO NASU


Jonathan Monk Wool Piece II (2014) © Jonathan Monk Courtesy of TARO NASU

ジョナサン・モンク『The Reader』
2014年5月23日(金)-6月21日(土)
TARO NASU
http://www.taronasugallery.com/
開廊時間:11:00-19:00
休廊日:日、月、祝
※レセプション:5月23日(金)18:00-20:00

TARO NASUでは、「模倣」という手法を積極的に取り入れ、独特のユーモアを備えつつ、コンセプチュアル・アートを再考する作品制作を行なうジョナサン・モンクの個展『The Reader』を開催する。

ジョナサン・モンクは1969年レスター生まれ。現在はベルリンを拠点に活動を続けている。学生時代の1980年代後半より「模倣」という手法を用いて、これまでにソル・ルウィット、エド・ルシェ、ブルース・ナウマン、ローレンス・ウェイナーなどによる既存の作品を、自身の作品の素材として新たな解釈を付与し、自身の作品として提示してきた。そのような態度は「完全なオリジナルを制作することはほぼ不可能である」という彼の言葉に表れていると言えよう。

昨年は、マラガ現代美術館(CAC)やクンストラウム・ドルンビルン(オーストリア)で個展を開催。そのほか、これまでにパレ・ド・トーキョー(2008)、クンストフェライン・ハノーファー(2006)、ロンドンの現代美術センター(ICA)(2005)などで個展を開催。2003年と2009年の二度のヴェネツィア・ビエンナーレ、ホイットニー・ビエンナーレ(2006)、第2回ベルリン・ビエンナーレ(2001)、第2回台北ビエンナーレ(2000)といった国際展に参加している。

日本国内では、2012年に同ギャラリーにてライアン・ガンダーとの二人展を開催し、日本の国旗をモチーフにしたインスタレーション 「One hundred and one alternatives to red」(2012)などを展示、東雲のTOLOT heuristic SHINONOMEには、「Many Others II」(2012)が常設展示されている。本展はモンクにとって、日本初の個展となる。

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