4次元プロジェクト @ 尾道市立美術館

4次元プロジェクト
2014年11月22日(土)-2015年1月12日(月、祝)
尾道市立美術館
http://www7.city.onomichi.hiroshima.jp/
開館時間:9:00-17:00 入館は閉館30分前まで
休館日:月(祝休日の場合は翌平日が休館)、12/29-1/3

尾道市立美術館では、昨年の『秘められた海』展に続き、海外出身作家を中心とした現代美術を紹介する企画展の第2弾として、『4次元プロジェクト』を開催する。企画は、パヴィヨン・ヌフリズOBCキュレーター兼プログラム・ディレクターのファビアン・ダネシ、同ディレクターのアンジュ・レッチア、そして、『秘められた海』でも共同キュレーターを務めたインディペンデント・キュレーターの伊藤由紀子。

本展企画者のひとりであるアーティスト、アンジュ・レッチアは2001年にレジデンス・プログラム「パヴィヨン・ヌフリズOBC」をパレ・ド・トーキョーを拠点にはじめる。同プログラムでは、世界各地より選抜された若いアーティストが、海外での現地滞在制作とパリでの制作活動の前後半約8ヶ月間の制作を行なう。

本展は、同プログラムの前半にあたるもので、各参加作家が尾道を共通のテーマに制作した作品を紹介する。参加作家は、福岡アジア美術館やアーツ千代田3331での滞在制作経験があり、記憶や体験、郷里の行事を題材にインスタレーションやパフォーマンスを発表するミャンマー出身のアウン・コ。2011年の山形国際ドキュメンタリー映画際で『私たちは距離を測ることから始めた』を上映、自身の特異な体験や人間の有り様への深い関心を取り入れた作品を発表しているバスマ・アルシェリフ。コンセプチュアルアートの遺産を扱ったパフォーマティブな作品を創り出すシャルベル=ジョセフ・H.ブトロス。物語の断片やさまざまな文化的言及をコラージュした作品を発表しているジョナタン・マルタン。映画、パフォーマンス、オブジェ制作など多岐にわたる表現形式を用いるシェリー・ナダシ。そして、2002年に音楽レーベルATAKを設立、一昨年には岡田利規との共作オペラ『The End』をパリ・シャトレ座で公演した渋谷慶一郎。

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