ヴィデオ・スクリーニング:トニー・アウスラー

ヴィデオ・スクリーニング:トニー・アウスラー
2012年7月9日(月)–9月7日(金)
CCA北九州プロジェクト・ギャラリー
http://www.cca-kitakyushu.org/
開廊日時:月–金 10:00-17:00

CCA北九州では、所蔵する多数の映像アーカイヴ作品を上映するヴィデオ・スクリーニングを毎年開催している。今回は、ニューヨークを拠点に活動するトニー・アウスラーを取り上げ、80年代に制作されたヴィデオ作品の上映が行なわれる。
アウスラーは、人形や卵型のオブジェなどにヴィデオ映像を投影したインスタレーションで知られ、同時期に活躍していたマイク・ケリーらとともにアメリカの80年代を代表するアーティストのひとりに挙げられる。これまでにも、ポンピドゥー・センターやニューヨーク近代美術館、ジュネーヴ現代美術館など多数の展覧会を開催している。また、ドクメンタやサンパウロ・ビエンナーレなどの国際展にも多数参加している。
アウスラーは、宗教、善と悪、生と死、西洋文明などをテーマとして扱う。そののヴィデオ作品の多くは、手作りのミニチュアサイズの構造に、色彩豊かなドローイングが描かれたものを背景とし、人形や日用品から作られたオブジェ、俳優が奇想天外なストーリーを、さまざまな音や音楽、ナレーションとともに、ときにヒステリックに、ときに静かに展開する。

上映作品は下記の6作品;
The Loner (1980)
The Weak Bullet (1980)
Grand Mal (1981)
Son of Oil (1982)
Spinout (1983)
Sucker (1987)

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